皆さん、こんにちは!
第4回東アフリカ柔道選手権大会(The 4th East Africa Judo Championship 02-03/April/2010)で、3年ぶりに、隣国ケニアのナイロビに行ってきました。
第2回大会(ブルンディ)、第3回大会(ザンジバル)と、ザンジバルが男子総合一位を獲得していたので、ザンジバルチームは三連覇に燃えての出陣。
男子選手12名、女子選手2名で勝負に行きました。
男子は、12名の参加で、8階級のうち、金メダル3個、銀メダル3個、銅メダル4個を獲得したものの、開催国ケニアには金メダル数が及ばず、総合優勝三連覇は達成できず、総合としては2位でした。
(1位ケニア 2位ザンジバル 3位ブルンディ 4位タンザニア本土)
今大会のトピックスとしては、100kg、無差別級の2階級制覇を3回成し遂げて、見事金メダル2個をもぎとり、これまた三回連続ベストプレーヤー賞に輝いたマスーディ・アムル選手と、66kg級で、三大会連続優勝した大ベテランキデーゲことアリ・ジュマ選手の活躍。
そして、女子も初参加して、48kg級のグレース選手が、初優勝を飾って金メダルを獲得したことでした。
女子は、今大会各国ともにフルチームで参加していましたが、ザンジバルからも初参加!ザンジバルは少数精鋭で2名だけでしたが、48kg級のグレース20歳は初参加で金メダル獲得という快挙。57kg級のライラトゥ16歳は、2回戦敗退ながらも敗者復活戦を勝ち上がり、見事銅メダルを獲得。
ザンジバル女子柔道の扉を開いてくれました。
さて、男子に話を戻しましょう。
アリ・ジュマと決勝で対決するぞと燃えていたムィニ選手、その約束を果たして決勝戦はザンジバル勢同士となりましたが、今回もアリ・ジュマ超えはならず、昨年と同じく2位、銀メダル。
73kg級は、66kg級から1つ階級を上げた若手アブドゥルサマッドが、審判に泣かされながらも勝ち上がり、決勝戦も地元びいきのレフリーが下す納得できない指導ポイントに泣かされて悔しい悔しい2位で銀メダル。
100超級は、アブドゥラハマン2位、銀メダル。
銅メダルは、60kg級アザンとオマル・ドラの2人が揃って3位で銅メダル。
81kg級は、国際試合初参加のシャウリが3位入賞。90kg級、チームキャプテンのモハメッドは、1回戦に自分で足をすべらせて転倒して負けるという大失態で敗者復活戦に回ったものの、こちらでは実力通り勝ち上がり、危なげなく3位銅メダル獲得。モハメッドに関しては、1回戦の結果がなんとも悔やまれました。
外国に出ると、敵は相手の選手だけではありません、公正でなければならない審判も、アフリカでは公正さに欠ける判断を下す人たちがわんさかいます。
今大会、ザンジバルの総合優勝三連覇を阻止しようと結託した審判団は、非常に公正さを欠き、誰がどう見てもザンジバル勢に不利なジャッジを重ねていくので、ザンジバル勢は一本勝ちしない限りは勝てない状況でしたが、そんな中でこの成績を残せたのは、選手たちの努力の賜だと誇らしく思います。
選手たちも、全員胸を張って帰国しました。
行きも帰りも、ザンジバルから船とバスを駆使して2泊3日ずつの遠距離移動。
アフリカ大陸内は、とかく移動に時間がかかり、移動がすでに長旅となりますが、その移動の間にもチームとしての結束が生まれるのがいいところでもあります。
行き帰りも含めて10日間の遠征の疲れを癒すため、帰りには、ダルエスサラームで3頭の羊を屠ってニャマチョマ(焼き肉)パーティーをしてから、ザンジバルに帰りました。
by島岡由美子
☆
ザンジバル柔道サイトに、たくさん写真が入っています。
☆ケニア在住のマライカさんも応援に来てくださいました。
マライカさんが、ご自分のブログ
">「トゥエンデ ポレポレ」の中で東アフリカ大会のザンジバル勢の様子を詳しく紹介して下っています。

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