ジャンボ!(こんにちは)
今日は、カンガ姿で一生懸命働く女性たちをご紹介します。
カンガ布は、冠婚葬祭のあらたまった場所はもちろん、普段着、仕事着としても欠かせません。タンザニアの女性は、生まれたときからカンガになじんでいるので、みんな布使いがとっても上手です。
パイナップル売りのママたち。
それぞれのカンガを、それぞれの巻き方で!
パイナップルに合わせてか、黄色いカンガの人が多いですね。
水売りの姉妹。
二人交替で水を運び、コップ一杯ずつ売っています。
お姉ちゃんの頭の下の布と、妹ワヌちゃんの腰に巻いた布がお揃いでかわいいでしょ。
腰の巻いた布も、自分がバケツを運ぶ際にはくるくる丸めて頭の上に。
そうすると、荷物が頭の上ですべりにくくなるのですって。
同じ柄のカンガを2枚、ちょっとずらせて重ね巻き。
裾模様がきれいに見えておしゃれですね。
ところで皆様、ゆでたてとうもろこしは、いかがですか?
日本のスィートコーンに比べると、かなり固くてあごが疲れますけど、タンザニアにいらしたら、一度はお試しあれ。
カンガの模様を生かしたワンピース姿で、ゆでキャッサバ芋を売り歩くのは、五年生のハワちゃん。
腰の布は、手を拭いたり、水売りの姉妹と同じで、重たい荷物を頭に乗せる時にくるくる巻いたりして使うのだそうです。
布だと、使わないときには体に巻きつけておけるから、荷物にならなくて便利ですね。
頭と腰に1枚ずつで、コーディネート。
甘いぶどうはいかがですか?
買う前に、一粒試食もできますよ。
ところで、上の3人が、同じ柄のカンガだってお気づきですか?
このカンガには、赤と青と水色と橙色があって、タンザニアで何度も重版されている人気柄です。
裾模様も凝っていて、大きな花柄と裾の小花柄が、巻き方によって出方がかわり、とても個性的に映ります。
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実は、私のお気に入りのカンガの一つでもあり、ここ数年は、この橙色バージョンを、家だけでなく旅先でも必ず持ち歩いています。もうかなりやわらかくなって、使い心地さらによくなり、ますます手放せなくなっています。
タンザニア製のカンガは、丈夫さもポイントの一つ。
娘さんがお嫁入りの際に、お母さんが長年使っていたお気に入りのカンガを、譲り受けてお嫁入りするという習わしもあるほどです。
長年使い込んだ布は、肌触りも優しくなって、とても愛おしいものですよね。
実家のお母さんから譲り受けたカンガは、お嫁に行った娘さんの心強い味方として、嫁ぎ先での新生活を応援してくれることでしょう。

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