ジャンボ!(こんにちは)
日本は、景色美しく、食べ物美味しい秋が来ていることと思いますが、いかがおすごしでしょうか。
さて、今日は、
働くおじさん〜船大工@と、
そのAでご紹介したザンジバルでの船作りの続きをお知らせします。
土台、船首、船尾が整い、
船板の取り付けに入りますが、船板をある程度取り付けたら、船の内側から、マタルマというカーブのついた丸太を取り付けます。
船大工さんによると、これは、
船のあばら骨にあたるのだそうです。
マタルマには、木の幹ではなく、
枝の部分(といっても、すごく太い枝です)が使われます。
作業の始めに、たくさんのマタルマから、船のカーブに沿うようなものを選びますが、どうしてもない場合は、森に行って、船のカーブにあった枝をさがすところからしなくてはいけないんですよ。
糸に青い染料をたっぷりつけました。
一体何をするのでしょう?
一人はマタルマの端っこに糸を固定し、もう片方にいる人が、糸をぎゅっと押さえました。
棟梁が、糸を引っ張ってはパチンと放し、引っ張ってはパチンと放すということを数回繰り返すと、
マタルマに、青い線がつきました。
線に沿って、
皮を剥ぎ、カーブを生かして削っていきます。
1本のマタルマを削り終えるごとに、船底部分に船釘で固定していきます。
マタルマで、船のカーブを決めつつ、要所要所の船板を取り付けたところです。
かなり船らしくなってはきましたが、完成までには、まだかなりの日数を要しそうです。
スワヒリ語には、「ハラカ ハラカ ハイナ バラカ」
(急いですることに幸運はない)ということわざがありますので、皆様も、どうぞポレポレ(ごゆっくり)お付き合いください。

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