ジャンボ!9月に入りましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今日は、
働くおじさん〜船大工@でご紹介したザンジバルでの船作りの続きをお知らせします。
土台、船首、船尾が整ったら、いよいよ
船板の取り付けに入ります。
でも、板をこのまま打ち付けるわけにはいかないんですよ。
なにやら、黒い液体を、板の一部にぺたぺた塗りだしました。
なんでも、この液体は、使い古しの機械油だそうです。
板の両側を固定すると、乾燥したココナッツの葉っぱに火をつけました。
・・・あれっ、これでは、板が燃えてしまうのでは??
いえいえ、大丈夫。
板を挟んだ両方で火をおこし、板を両側からあぶっているのです。
火であぶること数十分。
その間、写真の左側に写っている縄を手前にひっぱっては固定し、ひっぱっては固定していくことを繰り返す中で、板はだんだん沿ってきて、微妙な曲がり具合になりました。
こんなふうに、火であぶって思い通りのカーブになった板を、一枚一枚取り付けていきます。(船板の黒い部分が、油を塗って火であぶってカーブをつけた部分です)
とまあ、こんな感じで、
ザンジバルの船作りは、ポレポレ(ゆっくり)、でも着実に進行中で〜す。
そうそう、話は違いますが、火で板をあぶっている大工さん(上から3番めの写真)が身に着けているのは、ズボンではなく、
セルニという男性用の腰巻布です。
ザンジバルでは、ズボンではなく、腰巻布で通している男性もまだまだいるんですよ。
この大工さんは、ズボンを履くより涼しいし、楽だから、セルニが好きなんですって。

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