昭和39(1964)年10月1日に東海道新幹線が開業した。しかし、盛土の地盤が軟弱であった為、当初の運行ダイヤより約50分〜1時間遅い運転で開始した。また、東京〜新大阪間「ひかり号」は4時間運転を行い、「こだま号」に至っては5時間を要した。
その後、盛土の地盤が当初の運転速度に対応できることが確認された為、昭和40(1965)年11月1日のダイヤ改正から当初から計画されていた所要時間に改善され、「ひかり号」が3時間10分、「こだま号」が4時間に短縮された。また、このダイヤ改正により東海道新幹線が大幅に増発された。
この東海道新幹線増発及び、所要時間短縮は同年の10月1日に実施された全国ダイヤ改正と同時期に行う予定であったが、台風等を考慮して一ヶ月先延ばしされた。また、この10月のダイヤ改正では東海道本線の在来優等列車が削減されていた為、新幹線と在来特急の乗継利用が増加し、料金負担を減じつつ新幹線利用を促す目的で「乗継割引制度」が設けられた。
<米原駅発行【昭和56年4月25日発行】>
米原駅は古くから交通の要所であり、現在も東海道新幹線から北陸線へ乗換える旅客で混雑している。その為、国鉄では新幹線から北陸線の特急列車等への乗換時分を約15分設けて乗換旅客に対応していた。また、米原駅ではホーム立売で乗継特急券の発売が実施されていた。
旅客営業規則 第57条の2 (3)では乗継割引の適用を受ける為には、乗車する列車に必要な乗車券と急行券を同時に購入するか、乗車券を呈示して双方の列車の急行券を同時に購入する場合に限り適用する旨、明記されている。
しかし、旅客営業取扱細則 第97条の3 (2)において、「接続駅等において後乗列車の急行券を発売する場合は、乗継条件を具備しているときに限り、乗継割引の取扱い又は特定の特別急行券の発売をする。」と記載されている為、米原駅では新幹線のラッチ内に限って、乗継特急券を常備されていた。
<米原駅発行【昭和57年6月9日発行】>
<米原駅発行【昭和57年4月19日発行】>
◎出札窓口においては、硬券の乗継特急券が常備されていた。

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