鹿島鉄道・玉造町駅は平成19年3月31日の鹿島鉄道廃止に伴い廃駅になった。同駅は平成8年7月25日に業務委託駅となり、廃止間際の平成19年3月23日時点には、平日に限り営業を行っていた。また、嘱託女性社員が一人で出改札業務を7時から18時まで行っていた。
平成19年3月31日の廃止を控えて多くの鉄道ファンが玉造町駅を訪れていた。また記念に硬券乗車券を購入していく為、乗車券箱の各口座は欠番が目立っていた。
<玉造町駅【平成19年3月23日】>
<玉造町駅発行【平成19年3月23日発行】>
〇 廃止間際には関東鉄道・竜ヶ崎線の硬券と同様に硬券の印刷会社変更が行われた。
<玉造町駅発行【平成19年3月23日発行】>
〇 初乗の乗車券は早々に新地紋(日本交通印刷(株)調整)に変更され、小児券は欠番であった。
<玉造町駅発行【平成19年3月23日発行】>
〇 初乗の乗車券(小児)が欠番であった為、160円区間の小児用口座を購入したところ旧地紋(井口印刷(株)調整)であった。
<玉造町駅発行【平成19年3月23日発行】>
(券面・裏)
〇 常陸小川・玉造町・鉾田の各駅には石岡までの常備往復乗車券の口座設備があった。営業最終日の3月31日には欠番になっていた。
<玉造町駅構内【平成19年3月23日】>
□キハ600形602番□
国鉄から譲受した元キハ07形で、601番(川崎車輌製)と602番(鉄道省大宮工場製)の2両が在籍していた。
製造当時は前面の形状が流線型であったが、昭和47年に平妻形に改造され現在に至る。キハ600形601は廃止当時、車齢約70年に達しており、営業運用される車両としては日本最古かつ戦前製唯一の現役気動車であった。

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