昭和62年4月1日から、国鉄からJRへ分割民営化した。分割民営化により東海道新幹線はJR東海の管轄になり、並行在来線である東海道線では東京〜熱海間についてはJR東日本の管轄になり、米原〜新大阪間はJR西日本の管轄となった。
東海道新幹線開業以来、東海道新幹線と東海道線は同一区間として運賃計算を行っていた為、JR分割民営化後も引続き同様の運賃計算(選択乗車)をする必要性があった。
<新幹線振替票・三島駅発行>
〇 首都圏及び関西地区に販売力が少ないJR東海では昭和62年4月1日から、乗換改札口において在来線経由の乗車券を所持する旅客に「新幹線振替票」を配布し、下車駅で回収した。その実績によってJR東海がJR東日本及び、JR西日本に運賃差額を精算する仕組みをとった。
しかし、振替旅客が多く改札での受渡しに難点があった為、昭和63年3月31日に「振替票」制度は短命に終わった。

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