急行列車が2時間以上遅延している場合、又は2時間以上遅延することが確実な場合は、急行料金の遅延払戻しをしないことを条件に、「遅延特約」の急行券(遅れ承知特急券)を発売する。「遅延特約」の急行券の発券は旅客指令等の指示により行われ、発売当日の指定された急行列車に1回に限って使用することが出来る。又規定上は無割引の場合と5割引(半額)の場合があるが、通常は5割引(半額)により発券する。【規則57の5参照】
◆昭和51年6月16日(地震による遅延)
7時36分頃、山梨県中部を震源に関東・東海地方に震度4の地震が発生し、線路点検等の為、新幹線(東京〜静岡)が10時31分まで運転抑止した。
<東京駅発行【昭和51年6月16日発行】>
<京都駅発行【昭和51年6月16日発行】>
<新大阪駅発行【昭和51年6月16日発行】>
◆昭和53年1月14日(地震による遅延)
12時24分頃、伊豆大島近海を震源に横浜で震度5、東京・静岡で震度4の地震が発生し、線路点検等の為、運転抑止(4時間半)した。
<京都駅発行【昭和53年1月14日発行】>
<新大阪駅発行【昭和53年1月14日発行】>
◆昭和53年9月15日(台風の影響による遅延)
台風18号の北九州接近に伴い、山陽地区を中心に強風雨に見舞われ、45本運休した。
<名古屋駅発行【昭和53年9月15日発行】>
◆昭和54年10月16日(地震による遅延)
7時46分頃、琵琶湖西部を震源に震度3の弱震が発生し、新幹線が一時運転抑止した。
<三島駅発行【昭和54年10月16日発行】>
<三原駅発行【昭和54年10月16日発行】>
◆昭和55年11月2日(架線折損による遅延)
9時03分頃、本宿原トンネル内で架線折損が発生し、この影響で新幹線(新横浜〜小田原)で「こだま219号」がパンタグラフ破損に伴い、終日運転に乱れが生じた。
<姫路駅発行【昭和55年11月2日発行】>

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