気温は20度を越えて、大分過ごしやすくなってきた。
旧暦の正月である春節を来週に控え、正月飾りに華やぐ景色と相まって、気持ちも明るくなってくる。
先日の稽古の余韻を身体に残しながら、意気揚々と深水歩の稽古場所へと向かった。
道場へ早く着いたので、畳ずれを直して隙間を埋めた後、開祖の写真を前に道場の中央へ座して瞑想、内から外の天空へ想いを繋げ、無限の宇宙空間へと繋げる。
開祖の教えを想いながら黙想すれば、広い深水歩の道場は、完全に世間とは隔離された空間となる。
稽古は、片手取りの呼吸法から。
先日の本部道場 難波指導員の指導をなぞり、中心線と下への重心を意識させて、身体を真っ直ぐに、ぶれない軸の回転による身体の使い方に注意して動いてみた。
入身・転換ともに身体の中心から動く、自分の場合、初動では、腕を脱力するようにして自分の中心へ、そこから中心線にそって振りかぶり。 腕は出来るだけ大きく振り上げ、中心軸の回転から放り捨てるように体側へ落とす。 脱力して捨ててしまうような感覚、腕は鞭のようにフレキシブルに動き、威力は増す。 力を込めて硬くすれば、相手も止めるのは容易になる。
もちろん重心は沈み、身体は落ちた状態で残心。 身体は真っ直ぐに立った状態。

久々に回転投げ。
当て身と踏み込みでの崩し、脇をくぐって転身。 足の引きは真っ直ぐ引かず、転換するように弧を描いて引き、リードの腕は畳みを掻くくらいの感覚で低く導く。
首を押さえ、肩を極めて投げへ、前方へ踏み込んで表、相手後方へ踏み込んで転換して裏技。
回転投げは躍動的にダイナミックに動きたい。
自分がしているもう一つの一気に入る崩しは、取らせたタイミングで天地投げの天の手の使いで相手を崩して脇へと入る。 Hさんのコメントによれば、転身から肩の極めまでは、この方が断然早いとのこと。
座技呼吸法で終了。

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