月曜日の香港合気道協会の稽古。
ここ二週は、道友会の稽古をそっくりそのまま写して行っている。
中心への意識、姿勢、相手との関係と繋がり、少し話す時間が長いかとも思うけれど、稽古生は皆、食い入るような眼差しで聞いている。
嬉しいことに、前回、今回とも稽古の中で笑い声も聞かれるようになった。 白帯のビギナーの取り組みが明らかに変わって来ていると感じる。
やはり、ただ単に技の動きをフィジカル的になぞらせるだけでなく、技の理合いをある程度理解して動くことで、興味と取り組みの深さが歴然と変わって来るようだ。
日本人であれば、経験と言葉や文字からわかることでも、外国人には伝わらない。 その部分の手間を惜しむこと無く、伝えて行こうと意識を新たにした。 身体を動かすだけの稽古であれば、他の日にもできる。 日本人が伝統として受け継いで来たもの、稽古を通じて仕込まれて来たものを伝えて行けたらと思う。

自分は、悟りを開いた達人ではないので、精神的なことまでは言及できないけれど、作法と気持ちのありかた、そしてある程度の身体の使い方は伝えられる。
特に、縁、志有って入会して自分の稽古に来てくれているビギナーは、 一人の脱落者も出したくないと思う。
合気道が楽しめるレベルまでの道案内をすることも自分の使命と感じている。
これは、道友会の稽古と同様のこと。年初の稽古でそんなことを意識した。
気持ちを新たに取り組んで行こうと思う。

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