昨日は、実にハードな一日。
前夜より、風邪を引いたような気配で、朝起きると熱はないけれど、ふらふらして背中や関節が痛む。 休んだ方がいいかなとも思ったが、午後に来客の予定があったので、そのまま出社した。
椅子に座っていても、背中、腰、尻、さらにはふくらはぎが硬くなり、どんどん痛くなって来る。
昼メシもパンをひとつだけ食べるのがやっと、来客とのミーティングの後、帰る手もあったのだけれど、道着を持っていたので、なんとなくバツが悪い。 結局、机によりかかるようにして、定時まで居てしまった。
月曜日は、香港合気道協会の指導員の日。
さらに、午後に会長のK氏より電話があり、数日前に香港へ戻られたCottier師範が来られると聞いていたのも、絶対に休めない理由のひとつだった。 自分たちが普段どういう稽古をしているか、見極めて欲しいと思っていた。 稽古に出るのに、早引きするというのも、何とも気が引ける。それにしても、タイミングは最悪に近い。
多少の熱は、稽古をすると良くなってしまうことも多く経験しているが、今回は、熱は無いのだけれど、ふらふらする。 さらに、身体各所の凝るような痛みがかなりある。
道場に入り、師範が来られていることをメンバーに告げ、整列して師範の入場を待つ。
礼をした後、自分に変わり準備運動へ、膝の屈伸でもややふらつく。 準備運動を終え、師範に稽古を渡そうとすると、そのまま行けとの仕示。 交差取りの一教から入身投げ、これは先日の道友会の稽古と同じ流れ。 入身投げでは、多少ふらついたけれど、幸い気がついた人は無かったとのことだけれど、やはり息がすぐに上がる。
それでも、動き出してしまえば、不思議と身体の不自由を忘れる。 受け身を取ると、頭の芯がズキリと痛むのと、時折、止まったときに深く息をする程度。 どうしてもダメであれば、座って見取りでもしていようと思っていたけれど、結局、最後まで行けてしまった。
後半30分の稽古は、師範にお願いして、自分も一稽古生として稽古した。
気持ちが高揚しているせいか、稽古後も結構楽にいられる。 幸運にも、近所で日本食レストランを経営するCさんが一緒にタクシーで帰りましょうと誘ってくれ、まさにドア to ドアで帰宅できてしまった。
タクシーを降りると、またふらっときた。
エントランスを入り、エレベーターに乗り帰宅。 身体がまた重くなり、食欲もあまり無いので、軽い食事を取ると、すぐ横になり、小一時間ほど眠ってしまった。 起きているのも辛いので、シャワーを浴び、身体の痛む部分を家内に揉んでもらい、そのまま10時前には寝てしまった。

7時過ぎまでぐっすりと寝たせいか、今朝は、すっかり回復していた。
このひと月の間に、家内、娘、自分と三人が入れ替わりに風邪をひいた。 不思議なことに、三人が三人とも症状が違っていた。
家内も二日ほど起きられなかったけれど、一番ひどかったのは、多分、娘の症状、二日間の間、何を飲んでも、何を食べても戻してしまう。 医者もウイルスが抜けるまでは、ダメだと言っていた。 それでも不思議なことに、三日目にはウイルスが抜けたのか、全く起きられなかったのがうそのようにあっさりと回復した。
回復してみると、普段普通にいられることの有り難さを感じる、案外それを伝えるために、時折体調を悪くさせるのかも知れないなどとも思ったりもする。

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