昨日、一昨日とオーストラリアから戻られたCottier師範の稽古。
一昨日は有段者稽古ということもあり、片手、後ろ両手、正面から、緩いつなぎでの崩しを主体にした動き。香港で、これほどの良い稽古が出来たのは本当に久しぶりのこと。参加者が7名と少なかったのも充分にスペースが取れて良かった。
NY合気会傘下マイアミからのゲスト有り、大柄でがっちりした身体なので、どうかと思ったけれど、3、4形手合わせ、上手く崩れてくれた。大柄な相手は、こっちに合わさせれば、以外に崩れる。 百発百中とはいかないけれど、昨夜はかなり上手くいった。 良い気分ではあるけれど、これが自分の実力と過信しないこと。
昨夜は、九龍パークでの稽古。
諸手取りから数形。 呼吸法の崩しは、自分の抜く崩しとは違った肘を落とし込むスタイル。 二つの崩しを織り交ぜながら感触を探ってみた。
小手返しは、先々代の大澤喜三郎本部道場長からご教授いただいたという形をご指導いただいた。 崩しと取り方が、基本の形とは全く異なるスタイル。
Cotiier師範が60年代末から70年代初頭に本部道場に通われておられた際、一番お世話になったのは大澤本部道場長だったとのことで、大澤師範とのエピソードは沢山聞かせていただいている。稽古も一番出席していたとお聞きした。
独特の技があり、これまでにも「大澤スタイル」として、いくつかの技をご教授いただいている。特に、身体が大きく力の強い相手に有効な身体の使い方を、「Ohsawa-sensei used to do this!」と言いながら、個人的にご教授いただいた技もいくつかある。これらの技は、自分のものにして、大事にして行かなくてはと思っている。
今夜は、North Point(北角)での稽古。
参加者もさほど多くなかったので、自由にやらせてもらったが、少し遊びすぎたかもしれない。

昨夜の稽古の帰り、久しぶりに尖沙咀側に出ようと九龍パークの中を進むと、噴水エリアに春節の飾りが作られていた。 ライトアップされた中国風の飾りと背景のビルが好対照だったので、一枚撮ってみたら、どこにもピントが来ていなかった。
街にはすでに、赤と黄色の装飾が増え、セールや正月用品を売る店は賑わいを見せている。
土地の人には、今が暮れ。 これから新年を迎えるべく、気持も高揚しているのだろうけれど、自分たちにはどうも響いて来ない。
西暦の新年はスルーされてしまい、春節はどうもピンと来ない。中華圏で暮らす自分たちは、正月を無くしてしまったような気がしてならない。

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