久々に座り技、正面打ち一教。
相手が打って来るタイミングで一緒に出る。 今回は、打ち込む側が機を見て、当てるつもりで打ち込み、取りは、そのタイミングを見切って前へ出ることに集中して動いてみた。
打つ方は当てるつもり、取る方は瞬間に前へ出るので、皆、実に集中して動いていた。 打ち込みを見切るには、相手の手や目を凝視せずに、漫然と全体を見ること。 いわゆる「遠山の目付け」で見る。 腕の返しは立ち技と同様。 表技で前へ進むときは、膝行で出ること。
早く打って出たり、タイミングを計って出たり。 相手の打ち込みに集中して動くので、メンバーも興が乗り、実に楽しい稽古となった。
続いて座り技をもう一つ、 正面打ち入身投げ。
これも同様に、打ち込み側は機を測って当てるつもりで打ち込む。 同じタイミングで前へ出るが、今度は大きく踏み出して相手の背中側面へ入身、立ち技と同様に前の足を転換。相手を下方崩すか、もしくは自分の肩へ運び振り上げた腕を立ち技同様、真下へ切り下ろして相手を下へ落とす。
入身投げは動きも大きく、リズムもあるので、打ち込みへの集中もあって、一教同様、集中した稽古となった。 結果的に座り技で4,50分近くを費やしたが、皆、思いのほか元気に動いていた。 後で聞くと、打ち込みへの集中は、一種ゲーム的な感覚もあり、長く感じなかったという。
前回に続いての後両手取り、今回は四方投げ。
捌きから抜くところまで、皆、しっかり覚えていてくれたので、思いのほか、すんなりと入れた。
肩の返しから、抜くところで引き足を大きく転換することで、相手と半身で正対する四方投げの位置取りへ導く。 この時に下側の手を返して相手の腕を掴めていると更に良い。掴んだ腕を伸ばすように振り出して四方投げへ入る。

かかり稽古で、後両手取り呼吸投げ。 相手のひっかかり、力の使い方がわかってきたせいか、皆、投げに勢いと切れが出てきた。 今日のかかり稽古は、テンポも良く、投げにも切れがあり、実に良い感じで次々と進んだ。 座技呼吸法で終了。
真剣に打ち込む、相手の打ち込みに集中するという稽古から始めたせいか、最後まで集中が途切れることも無く、実に良い稽古が出来たと思う。

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