「鳥取に、ティンガティンガがやってきた!〜砂像と一緒に楽しもう!」
タンザニア便り2010-2006
7月31日付で、久々に、タンザニア便り「鳥取に、ティンガティンガがやってくる!」をアップしましたが、8月に入り、ついに、「鳥取に、ティンガティンガがやってきました!」
8月1日から10月30日までの3ヶ月間、鳥取砂の美術館で、アフリカをテーマにした砂像アート展「砂で世界旅行・アフリカ〜偉大なる大陸の歩みを訪ねて」と、「ティンガティンガアート展」が同時開催されています。
展示に行ったバラカジャパン新田より、ティンガティンガ展会場となった砂の情報館サンドパル内の写真が送られてきました。
広いサンドパルのスペースに、常時100点以上のティンガティンガアートが展示されています。吹き抜けの高い天井からつるされたキテンゲ(アフリカの布)も、アフリカンなムードを盛り上げています!
砂の美術館が発信している
「鳥取砂丘 サンドパル日記」でも、ティンガティンガ展の様子が連日写真付きの記事になっていますので、ぜひこちらでもお楽しみください。
ここは、ご家族連れが多い美術館ですから、老若男女、大人から子供さんまで一緒にティンガティンガを楽しんでいただけるのが嬉しいです。
ところで、私達バラカタンザニアが、5月に鳥取砂の美術館に御挨拶に伺った際は、大阪(難波)からバスで行きました。約3時間の快適なバスの旅で、あっという間に鳥取駅に着きました。日本のバスの旅は、アフリカのバスの旅に比べて、きれいで座席が広くて、道路に穴が開いていないため揺れなくて快適ですね。予定時間からもぶれないし。
まずは、砂の美術館内で、大迫力の砂像を拝見した後は、外のお散歩コースへ案内していただきました。
砂像について詳しくは、
こちらの記事をご覧ください。
砂の美術館続きにある高台からは、鳥取砂丘を一望に見渡すことができ、この高台には、小さな鐘がありました。これは、パンフレットによると、「幸福になれるかもしれない鐘」だそうで、この「かもしれない」というユニークなネーミングに心ひかれ、ここに行ったら、必ず鳴らしてみたいと思っておりました。
この小さな鐘は、思った通り、コロロン、コロロンと、優しい音がしましたよ。
鐘を鳴らした瞬間から、「これで私も、幸福になったかもしれない・・・いや、きっとなったはず」と、大変気を良くしております☆
砂の美術館から歩いて5分のところに、砂丘を空中から見ることができるロープーウェイがありました・・・が、ロープウェイには乗らずに、乗り場の手前にある地元で美味しいと評判の「鯛喜」に入って、日本海の幸がたっぷり入った海鮮丼をいただきました。
朝獲れたての魚をおろして作るので、その日によってネタが違うという新鮮そのものの海鮮丼、とても美味でした!(注:木曜休み)
鳥取は、らっきょも有名ですね。砂の美術館の入口にも、らっきょが植えられており、ラベンダーのようなやわらかい緑の葉が、砂丘から来る風に吹かれて揺れていました。らっきょの花も、ラベンダーのように紫の美しい花だそうです。館内でも地元の方々が昔ながらの製法で漬けている美味しいらっきょも販売されていました。
緑が美しい一角に、小さな小さな祠がありました。昔からのものなので、美術館を建てる時も、壊さずに、そのまま残したのだそうです。こういうところも、砂の美術館が鳥取の方々に愛され、地域に根差した美術館になっている一因なのでしょうね。
そうそう、バスの車窓から見た風景の中で、立派でぴかぴかの瓦屋根のお家がたくさん見えたのがとても印象に残っています。しかも、瓦屋根に焼き物のしゃちほこまでついているお家も多くあって、びっくり。名古屋生まれの私には、しゃちほこといえば、金のしゃちほこ、つまりは、名古屋城の専売特許だと思っている節がありましたので、普通のお家に、シャチホコ付きの瓦屋根という組み合わせは、ちょっとしたカルチャーショックでした。鳥取は、瓦の里でもあるそうです。
今年の夏は、鳥取砂の美術館で砂像アートとティンガティンガアートを堪能して、鳥取砂丘を歩き、ビーチで海水浴を楽しむというコースはいかがでしょうか。
日差しよけや、海水浴にはカンガやキテンゲ、ストールなど、アフリカの布をおすすめします☆
鳥取は梨の産地としても有名で、9月からは、梨狩りの季節が始まります。
ちなみに、この砂の美術館から約3時間車で移動すると、ゲゲゲの里があります。この、砂の美術館→ゲゲゲの里は、旅好きのバラカジャパン川口からのおすすめコースです。
初めての鳥取の旅は、鳥取砂丘、砂像、海の幸、瓦屋根、らっきょ・・・ともりだくさんで、とても楽しく大満足。「鳥取よいとこ、一度はおいで♪」という気持ちになって帰路に着きました。
砂の美術館・砂の情報館サンドパルの下澤館長様初め、皆々様、ありがとうございました。ムスターファーと一緒にティンガティンガ展in鳥取に再びうかがう日を楽しみにしています!
鳥取の皆様、全国の皆様、アフリカをテーマに彫りあげられた砂像達&アフリカからやってきたティンガティンガアート作品達が、揃って皆さまのおこしをお待ちしております。
「カリブニ トットリ!」(Welcome to Tottori!)
by 島岡由美子

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