ジャンボ!(こんにちは)お元気ですか?
いよいよ
世界陸上2007in大阪が始まりますね。
さて、世界陸上2007に先駆け、7月に
アフリカ大陸のオリンピックと称される
ALL AFRICA GAMES(オールアフリカゲームズ)が、アルジェリアのアルジェで開催されました。
これは、日本でおなじみの
アジア大会のアフリカ版です。
アフリカの国々が一堂に会して競いあったアフリカ大会、もちろん、タンザニアチーム(陸上、柔道、ボクシング、卓球、障害者競技)も参加!
我らがタンザニアチームは、陸上のハーフマラソンで、マルティン・スーレ選手が、見事銀メダルを獲得しました。
私は、このスーレ選手とは2002年に開かれたコモンウェルス大会(英連邦競技大会)で、マンチェスターに向う飛行機で隣に座ったのが初対面だったのですが、そのとき、何気なく、陸上を始めたきっかけは?と聞くと、
「ある日、近所の友達が陸上をやって、いいタイムを出したって聞いたんだ。
いつも一緒に走りながら学校に行っていたあいつができるなら、自分でもできるだろうと思ったから陸上をやってみようと思ったんだよ」
との返事。
この言葉は、さすが陸上の強いタンザニアだけあるなあと、ずっと印象に残っていました。
ハーフマラソンのスタートは、朝の7時。
太陽が照りつけてきたアルジェの陸上競技場でずっと待っていましたが、2位で競技場に走りこんできたスーレ選手を見たときは感激しましたよ!
アフリカの中で、長距離が強いのは、タンザニア、ケニア、エチオピア・・・。東アフリカにあるリフトバレーに沿った高地の国々に集中しています。
スーレ選手は、タンザニア内陸部のキリマンジャロ地方の出身。マラソンで有名なイカンガーさんと同じ地方です。ここで、毎日学校に行くときに友達と走っていたということは、子供の頃から高地トレーニングをしていたということ。
とはいえ、もちろんそれだけでメダルがとれるほど、陸上の世界は甘くありません。厳しい練習と努力の結果、国際試合に出始めて7年目にして、スーレ選手に備わっていた素質が大きく開花したのです。
タンザニアの国旗をバックに、インタビューを受けていたスーレ選手は、とても誇らしげな表情でした。
スーレ選手、アフリカ大会での銀メダル、本当におめでとう!
数日後に迫った大阪での世界陸上2007、どの競技も、熱い熱い展開になるでしょうね。
日本勢にも、アフリカ勢にも、がんばってほしいです!
皆さんも、世界陸上2007に、タンザニアはもちろん、アフリカの選手が出てきたら、ぜひ応援してくださいね!

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