ジャンボ!皆さん、お元気ですか?
アフリカには大木が多いですが、中でもこの木は大木中の大木として知られています。(写真の右下に、赤い服を着た男の子が立っています。木の大きさ、想像してくださいね)
さて、この木は何の木でしょう?
ヒント:実はこんな感じで、実を食べることもできます。
答えは、
バオバブです。
バオバブは、根っこから掘り返して逆さまに土に差し戻したような印象を受ける巨木ということで知られているせいか、葉っぱが落ちた時の様子がとりあげられがちですが、雨季になって、青々とした葉と共に、ぶらぶらとたくさんの実をつける様もいいものですよ。
ザンジバルでは、バオバブの実を食べます。
実の表面は上品なモスグリーンで、ネルのような手触り。
バオバブの殻は固いので、叩き割ります。
バオバブの殻を割ってみると、固い繊維と一緒に、白い実がたくさん入っています。
種の周りにうすく水気のない粉っぽい実が、ふわふわほろほろはりついているといった感じ。
味は、す、す、す、すっぱ〜い!!
だから、ザンジバルの人は、バオバブの実を食べるときは、砂糖と色粉でからめて、こんなふうにかわいらしいおやつにします。
種の周りの薄い実をかじると、ほろほろっと実がくずれていく感触と共に、甘酸っぱい懐かしい味が・・・これは何の味だったかなと記憶を辿ると、子供の頃好きだったラムネ菓子の味にたどりつきました。
遠いアフリカで、バオバブの実を食べて、日本のラムネ菓子の味に出会うとは思いもしなかったので、とってもうれしくなりました。

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