ジャンボ!(こんにちは)皆さん、お元気ですか?
今日は、食べ物について書きますね。
「アフリカではどんなものを食べているんですか?」
とよく聞かれますが、私が住んでいるザンジバルでは、ごはんとシチューや、豆やキャッサバ芋やバナナのココナッツ煮といったものが普段の食事です。
ザンジバルは、クローブ、シナモン、カルダモン、胡椒、クミンその他様々な香辛料が豊富にとれる
スパイス・アイランドでもあるので、ふだんの料理でも、
香辛料をたっぷり使うのが特徴です。
そして、冠婚葬祭はもちろん、ラマダン(断食月)明けのお祭り、その他の特別な日に欠かせない料理は、
ピラウ(肉や芋などの炊き込みご飯)です。
お祭りの日には、家族や知人の家を訪問しあって、挨拶をし、一緒にご馳走を食べるという日本のお正月と同じような習慣があります。
我が家でもお祭りの日は、ピラウをたくさん炊きますよ。どれぐらいたくさんかというと、米だけでも4kgです。
ということで、今日は、
ピラウの作り方をご紹介します。
米4kgのレシピでは、参考にならないと思うので、ご家庭でも手軽に作れるように、米5合で分量を出しておきますね。
<材料>
米5合、肉0.5kg、ジャガイモ0.5kg、玉ねぎ0.5kg
にんにく、油、塩、しょうが(しょうがは省いてもOKです)
香辛料・・・粒こしょう、シナモン、クミン、カルダモンなど。
ピラウに不可欠なのは、
クミンです。クミンが少ないと、ピラウの風味がうまくでないので、
何は無くてもクミンはたっぷり!というのが、ザンジバルの人たちから習ったピラウ作りの秘訣です。
1.米は洗って、ざるに移しておく。
2.肉はぶつ切りにして、先に水から煮て、柔らかくしておく。
(肉が固いときは、しょうがを入れる)
肉が柔らかくなり始めた頃に、ジャガイモを入れて一緒に煮る。
3.油を多めに入れて、玉ねぎとにんにくが色づくまでいためる。
4.ジャガイモ、柔らかくなった肉もたっぷりの油でいため、最後に香辛料を入れる。
5.2.で肉を煮たスープと水に、いためた肉、野菜を入れ、塩で味付けをする。
6.スープが煮立ったら、米を入れる。
7.時々しゃもじで米をかき混ぜながら、様子を見る。
☆このときに、米をこねないこと。
8.米の芯がほとんどなくなったら、鍋を火からおろし、ふたの上に炭をおいて、蒸らす。
☆炭を使わない場合は、オーブンに入れてもOK。
☆炊飯器で炊く場合は、5の中に米を入れてスイッチを入れる。
9.
盛り付け用の玉ねぎサラダ、カチュンバリを作る。
玉ねぎをスライスして、塩でよくもみ、トマトのスライス、とうがらしの細切れ、ライム汁で混ぜる。
☆ここでは、まな板を使う習慣がないので、玉ねぎのスライスも、手のひらでシャッツシャッシャッと器用に切ってしまいます。
10.ピラウの表面のこげの部分をよけて、
玉ねぎサラダ(カチュンバリ)と一緒に、皿に盛り付け、はい、出来上がり!
さあ、皆さん、わいわいと、楽しくピラウを食べましょう。

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