昨今、私鉄会社線において貨物輸送が廃止されている現状で、岳南鉄道では盛んに貨物輸送が行われている。しかし、昭和44年に貨物輸送量99.9万トンを記録した以降、貨物輸送量は年々減少し、平成15年11.2万トンにまで落込んでいる。また、平成3年以降旅客収入が貨物収入を上回っている現状を鑑みても苦心している様子である。
<比奈駅構内【平成19年3月3日】>
◎ ED402は松本電気鉄道が東京電力梓川水系開発工事(ダム建設)の資材輸送を目的に昭和40年10月に日本車両で製造された。ダム建設終了後、昭和46年に岳南鉄道譲渡され今に至っている。
<比奈駅構内【平成19年3月3日】>
◎ ED50は昭和3年に上田温泉電軌が川崎造船所に発注した「デロ301」である。その後、昭和15年に三河鉄道に譲渡され、昭和45年に岳南鉄道が同機関車を購入し今に至っている。現在は主に比奈駅構内において入換えに従事している。

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