昭和10(1935)年6月15日、国鉄ではじめて地図式乗車券が新宿駅において試用発売された。
翌年の昭和11(1936)年11月21日には東京鉄道管理局の各駅で地図式乗車券が採用され、乗降数の多い東京・品川・新宿・板橋・赤羽・上野〜東京各駅・浅草橋〜亀戸各駅・万世橋・四ツ谷・大久保〜中野各駅・大塚〜駒込各駅において、地図式乗車券の口座を常備し発売した。
〇 各駅において、4口座の地図式乗車券が常備され発売された。
・第1種・・・5銭区間券
・第2種・・・2銭区間券(小人)
・第3種・・・10銭区間券
・第4種・・・5銭区間券(小人)
■有樂町駅・地図式乗車券口座■
<有樂町駅発行【昭和14年2月5日発行】>
<有樂町駅発行【昭和15年6月14日発行】>
〇 有樂町駅には5銭券と10銭券の各地図式乗車券が常備された。
■東京駅・地図式乗車券口座■
<東京駅発行【昭和14年5月21日発行】>
■新宿駅・地図式乗車券口座■
<新宿駅発行【昭和15年10月22日発行】>

0