東海道新幹線が開業した昭和39(1964)年12月18日から翌年1月14日の年末年始輸送に伴い、新幹線こだま号の1〜6号車に自由席が新設された。
従来、国鉄の特急列車は座席指定制を採用していたが、自由席車両の新設は帰省旅客に大変に好評であった。この為、翌年の昭和40(1965)年10月1日、国鉄ダイヤ改正を機に在来線特急にも一等及び、二等自由席特急券を制定された。
<博多駅発行【昭和41年1月25日発行】>
<博多駅発行【昭和43年10月19日発行】>
この新設された自由席特急券の券面には種類別赤線が加刷された券面様式が採用されたが、自由席特急券を除く在来線特急券の種類別赤線は同時期に廃止された。その後、昭和41(1966)年3月5日の国鉄運賃及び、料金改訂の際に自由席特急券の種類別赤線は僅か1年5ヶ月の短期間で廃止された。

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