昭和13(1938)年4月1日に第1次近衛内閣によって、日中戦争の長期化に伴い総力戦を円滑に遂行する為に国家総動員法が制定された。物資の統制を目的から鉄道省では昭和17(1942)年4月1日に横浜〜桜木町相互間の普通及び、定期旅客について、国鉄と東京横浜電鉄間において運賃プール制とし、共通乗車(選択乗車)を開始した。
この選択乗車制度は桜木町駅と国鉄線横浜以遠及び、東京急行電鉄株式会社線横浜以遠の各駅の相互間を発着する三等普通乗車券及び、定期乗車券(途中駅で下車するものを除く。)を所持する旅客に対し適用され、昭和37(1962)年11月20日に廃止された。
<桜木町駅発行【昭和28年6月7日発行】>
<桜木町駅発行【昭和34年3月27日発行】>
◎ 昭和34年に発行された乗車券の券面裏側に「国鉄線、東横線、いずれにも乗車できます。」との旨、記載されている。
<桜木町駅発行【昭和39年4月22日発行】>

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