西武おとぎ線は昭和25(1950)年8月1日、多摩湖ホテル前〜ユネスコ村間に「おとぎ列車」の名称で遊戯鉄道(軽便鉄道)として開業した。その後、昭和27(1952)年7月15日には遊戯鉄道から地方鉄道に転換され線区名のおとぎ線を山口線に改めた。
西武グループでは、(株)国土計画 堤義明社長が日本オリンピック委員会(JOC)の初代会長などを務めるなどスポーツの振興にも熱心であった影響により、昭和53(1978)年10月12日にプロ野球球団クラウンライターライオンズ(略称クラウン)を買取り西武ライオンズを創立した。これを機に西武ライオンズ球場への交通アクセスの改善を目的に、昭和59(1984)年5月14日に山口線は新交通システム(案内軌条式)への運行区間整備のため廃線にした。
<ユネスコ村駅発行【昭和59年5月5日発行】>
<ユネスコ村駅発行【昭和59年5月5日発行】>
◎ 「おとぎ列車」の名称は山口線に改称された以降も用いられ、乗車券には「おとぎ線乗車券」と記載されている。

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