多摩動物公園は昭和33年5月5日に開園した。開園当時は15万人の入場者数を誇り、臨時列車を運行しても乗客をさばききることが出来ず、新宿駅では多摩動物公園の最寄駅であった高幡不動行きの乗車券口座3ヶ月分を一日で売り切り、不足する分は紙に判を押印して乗車券の代わりに発行したというエピソードが残るほど混雑していた。
また、最寄り駅であった高幡不動駅及び、立川駅の各駅からは多摩動物公園行きの臨時バス便が多数運行されていたが、高幡不動から約1キロの道程を1時間半要した。
この為、年間100万人を超える観光客を輸送する為、昭和38年10月に建設当初から複線化を考慮して線路二本分の敷地を確保した上で建設工事が開始された。その後、昭和39年4月29日に動物園線が開業した。
<新宿駅発行【昭和39年4月29日発行】>
<新宿駅発行【昭和39年4月29日発行】>

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