風光る 海底の岩 天に上げ
折角ここまで来たから・・・と、東尋坊に寄ることにした。
凪いだ日本海ではゴミがうだうだしているばかり。
以前とは全くイメージが違っていた。
柱状節理の鋭い岩肌に砕ける怒涛を眺めるのなら、やはり冬がよい。
「以前と違っていませんか?」
余りの期待はずれにsusumanが近くの人を捕まえて聞いている。よっぽどのことである。
「ズーと昔からそのママです。
あそこは巌流島の戦いを撮った岩場で、あそこは・・・。」
違っていないのでした。
3つの句碑が並んでいた。
日本海秋潮となる頃淋し 柏翠
野菊むら東尋坊に咲き乱れ 虚子
雪国の深き庇や寝待月 愛子
3人の関係は、虚子の高弟が伊藤柏翠。柏翠の弟子が森田愛子だった。
森田愛子は虚子の小説・「虹物語」のモデルとなっているとか。
読んだことはありませんが。
森田愛子は福井県三國町に生まれた。
昭和14年、鎌倉に療養に出て来た折、由比ヶ浜に住んでいた虚子と高弟の伊藤柏翠に俳句の指導を受けるようになった。
昭和16年、第二次世界大戦直前に三國町に帰省し、昭和22年に肺浸潤で死亡。享年31歳だった。
高浜虚子も三國町へ見舞いに来ていた。
以前、三国町の博物館で買っていた森田愛子の資料が出てきました。
森田愛子は、鎌倉・寿福寺の虚子の墓所近くに分骨されているそうです。

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