赤ひげの 井戸に届く日 草は実に
KEYAKI俳句会の文化祭。
毎年有名俳人を講師に呼び、共に吟行して俳句会を持つ。
今年は29回目、講師は大木あまりさんだった。
俳句を始めた頃に、印象深い句に出会った。
イエスよりマリアは若し草の絮 あまり
こういうような俳句が作れたらいいなあ・・・と思い、俳句が好きになった。
初めて逢うあまりさんは小柄な人だった。
黒いロングスカートに似合う、羽のような上着で登場。
「大木あまりでーーーす。先生泣かせの生徒でしたので、今日は皆さんがこわいでーーす!」
高い調子の声が若々しかった。
俳句を始めたのは、40年ほど前だそうだ。
母上が、俳句結社「河」の同人。
傘を持って俳句会場へ迎えに行った時、角川源義(角川出版)主宰にスカウトされたとか。
2年後に源義主宰は亡くなられ、「以後、放浪しています」と。
経歴を見ると、武蔵野美術大学出身〜俳人と異色である。
父は、詩人の大木敦夫氏。
遺伝的にも自由な精神をお持ちのようだ。
ご本人は
「猫的性格。集団にはいることが恐いので、一人でやって来ました」とか。
現在は、結社には属さず「星の木」同人としてご活躍です。
吟行場所は「東大小石川植物園」。
江戸時代には、山本周五郎著『赤ひげ診療譚』の小石川養生所があったところでした。

0