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体験したことしなかったこと ぼんやり思ったこと
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開設日 2011.2.14


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□  

開けた窓から春の匂いがして
隣で眠る君の頬を
陽射しが焼いていく
カーテンが揺れるのに合わせて
髪の毛がなびいていった

吐き出した煙と春の匂いが混ざって
変わらない毎日がはじまる
出会い、別れの季節
何の影響も及ぼさないまま
漠然と春に包まれる夕方

お腹がすいて眠くなって
二つの欲求と戦いながら
僕は君を求め続ける
ゆっくりと足早に
変わらずに時間は進んで
ずるずるとまた夜になった

人が人につける生傷は
どんなに痛くても
どんなに思いを乗せても
いつか消えてしまう
それは思い出のように
気づかず無くなっていく

どんな思いで
君の前に立ち塞がっても
明日になればまた繰り返す
また同じことを言って
また同じことをして
謝って 反省して 繰り返す
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化石  

布団を積み重ねて
地層に潜む化石のように
わたしは丸くなる

夕方の匂いがして
春の風が部屋を流れていく
じんわりと温まる地層の中で
わたしは生きていることを知る

現実は追い込まれて必死なのに
乖離したかのような
穏やかなこの空間が、時間が
いつまでも続いてほしい
ゆっくりと首がしまっていくように
苦しみを脳が緩和させていく
体が悲鳴をあげるのを嘲るように
辛さが優しさに変わっていく
酸素が薄くなる 甘く優しい世界

静かな場所がすき
暖かい場所がすき
ずっとずっと眠っていられたらいい
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