息子4歳は、よく笑う。
3歳までの育て方で、喜びの脳と悲しみの脳のどちらかが、発達するというのを読んだことがあるが、夫婦してよく彼を笑わせていたから、彼はまさに喜びの脳が発達したのだろう。昼間、私と一緒に買い物や動物園に行っても、よくしゃべり、よく笑っている。悲しみの脳が発達してしまった私と正反対である。
しかし、最近、夜、寝床に入ると、私を蹴ってくるようになった。そのたびに、私は叱り、そしてエスカレートしていく。妻の陰謀か、はたまた私の遺伝子か。加齢とともにだんだん弱ってきている私としては、彼のこの行為が早く治まることを願っている。
国分寺街道黒く刻まれり
世をすこし撫でて怯える梅雨の猫
地下鉄の手すり土星のやうに冷え
夏蝶の机のうへに降りられず
黒南風や駝鳥の翼垂れてをり
鞄の闇すこし膨れて青野行く
馬追の鳴いて心が眠くなる

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