2008/2/25
今日はちょっと「コルダ」から離れた話題を。
NYフィル(ニューヨーク・フィルハーモニック・オーケストラ)平壌公演が、
いよいよ明日2月26日に行われます。
この公演は単なる音楽の宴として注目されているのではなく、
背景には米国と北朝鮮の今後の国交を示唆する、
実に大きな政治的な意味合いを含めた公演であるとも言われています。
ニュース記事によると、明日はまず両国の国歌が演奏されるそうです。
北朝鮮の地で、あの「星条旗」が奏されるのです。
この歴史的公演の指揮を担うのは、あのロリン・マゼール氏。
気になる演目は、ワーグナー『「ローエングリン」第3幕への前奏曲』、
ドヴォルザーク『交響曲 第9番”新世界”』
そしてガーシュウィン『パリのアメリカ人』。
一見とても”王道”に思える曲目ですが、
熟考に熟考を重ねた(当然公演が開かれる国にも了解を得た)結果の
選曲なのだろうと思います。
選曲の際、一楽曲一楽曲に込めたものとは何だったのか、
その本当の思いを私たちが伺い知ることができません。
『交響曲 第9番「新世界」』のドヴォルザーク(1841-1907)は
チェコの音楽史に多大な功績を残し、
国民に今もなお愛され続けている作曲家です。
今回演奏される『交響曲 第9番「新世界」』においては
ドヴォルザークが米国滞在中に
黒人の民謡などに影響を受けて書かれた楽曲だといわれています
(コルダ・加地くんの得意楽曲『弦楽四重奏曲「アメリカ」』も同様)。
そしてなんといっても、あまりに有名なこの交響曲の初演は
1893年NYフィルによって行われています。
チェコや米国のみならず世界で愛され続け不動の人気を誇るこの交響曲が
米国と大変縁が深いものであること、
それはNYフィルのみならず、米国にとって大きな誇りなのでしょう。
望郷の思いが込められた傑作『交響曲 第9番「新世界」』。
国も人種も超え、必ずや聴く人の心に響く楽曲です。
そして『パリのアメリカ人』のジョージ・ガーシュウィン(1896-1937)は、
生粋のNY生まれ。
『ラプソディー・イン・ブルー』とならぶガーシュウィン代表作が
今回の大役を担ったわけです。
ジャズを取り入れた新しいクラシックを作り上げ、
米国の音楽史に新風を吹きこんだガーシュウィン。
『パリのアメリカ人』----
楽曲名に”アメリカ”という国名そのままを使った楽曲をチョイスしたこと自体、
正直とても驚きですが、これを選曲として申し出た方も、また受け入れた方も、
そこに何かしら大きな意味を見出しているのかもしれません。
ガーシュウィンが当時のアメリカにもたらしたように
今回の公演で、立ち止まっったままの二国の間に
再び新しい風と歓喜の嵐を送りこむのでしょうか。
私はラストがガーシュウィンと知って、少し身震いしました。
幕開けの重役に相応しい『「ローエングリン」第3幕への前奏曲』でスタートする
歴史的公演。
政治的意味が一体どこまく深くあるのか分かりませんが、
果たしてこの音楽外交は二国友好への第一歩となるのでしょうか。
注目です。
あすNYフィル平壌公演、北朝鮮の「凍土」溶かすか(Yahoo!JAPANニュースより)
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<公演終了後のニュースをピックアップ(Yahoo!JAPANニュースより)>
●NYフィル 平壌で演奏会 雪解け演出 米国歌で起立
●NYフィル公演終了、米朝の「音楽外交」拡大なるか
●NYフィルのマゼール氏「北朝鮮で生涯最高の歓待」
●NYフィル平壌公演支えた日本人女性「静かな伯爵夫人」
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投稿者:saku
【京香さん】
こんにちは!こちらこそ、メールありがとうです(^o^)〜♪
今度はエリック・クラプトンが訪朝してコンサートを開くのだとか。
少しでも他国の文化が受け入れられていくといいですよね。
投稿者:京香
sakuさんメールありがとう!
この話題、テレビのニュースでみたよ
はじめは文化交流だけでも進むといいよね。