2013/12/8

御三家筆頭 尾張 徳川家の至宝  美術

今日まで九州国立博物館で開催されていた
『御三家筆頭 尾張 徳川家の至宝』に行きました。


 ※ぶろぐるぽにエントリーしています。
  ロゴが入っている写真は九州国立博物館の提供です。
  転載はご遠慮くださいね。



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関西に住んだことのある私は何となく太閤さん派で
家康公は腹黒い狸オヤジなイメージを抱き続けてきたのですが、
今回の展覧会で家康公が護り継いでいきたかったものが見えてきて、
以前より好きになりました。

歴史は難しいです。
立場や見方によって評価が真逆になってしまいます。
個人的には、研究者の発表とフィクションを織り交ぜた歴史小説を
いっしょくたにするのはあまり好きではありません。
歴史上の人物ご本人に答え合わせできたらなぁといつも思います。


私は歴史に疎くて上手に説明できないので、
解説はチラシから転載させていただきますね。


  尾張徳川家は、徳川家康の九男・義直(1600〜1650)を初代とする
 徳川御三家筆頭の名門大名で、名古屋城を居城とし、
 江戸時代を通じて徳川将軍家に次ぐ家格を誇っていました。

  大名家は家の歴史・格式を示すために数々の道具を備え、
 それらは大きく表道具と奥道具に分けられていました。
 表道具とは、大名の禄高や家格に応じて備えておくべき武具類と、
 公的な場で用いられる道具類、奥道具は、藩主やその家族たちが
 プライベートな場で使った道具類です。

  本展では、徳川美術館(愛知県名古屋市)が所蔵する
 尾張徳川家ゆかりの道具類のうち、太刀や鉄砲などの武具類、
 茶の湯・香・能の道具類、和歌や絵画・楽器をはじめとする
 教養に関わる品々など、大名家の歴史と格式を示す約230件の名品を
 ご紹介します。



 ◆ ◆ ◆


まず迎えてくれるのは、家康公その人。
『徳川家康画像(東照大権現像)』伝狩野探幽筆(江戸時代 17世紀)
教科書で見たことある!!

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水牛の角をかたどった家康公所用の甲冑。
『熊毛植黒糸威具足』(桃山時代 16世紀)
後ろに展示されていた刀剣は、
あまりの威圧感に正視することができませんでした。
武器としても芸術品としても壮絶なほど美しいことはよく分かりました。

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この迫力。

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豊臣秀吉と徳川家康が所用した花生。
『古銅砧形花生 銘 杵のをれ 名物』(中国・元〜明時代 14〜15世紀)
そして、藤原定家自筆の書状。
『山門状』(鎌倉時代 建保6年 1218年)

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足利将軍家から織田信長へ豊臣秀吉へ徳川家康へと渡った
”天下統一”の流れを噛み締めることができる逸品。
『古瀬戸肩衝茶入 銘 横田 大名物』(室町時代 15世紀)

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戦に出ながら茶を嗜み能を愛し香を纏う。
日本人の、なんと雅なことよ・・・

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尾張徳川家では、
源氏物語はこのように所蔵されて読まれていたようです。

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利き香遊びの道具。

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百人一首かるた。

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葵の紋入り碁盤。

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溜息が出るほど美しかったのは、
三代将軍家光家の長女・千代姫が
尾張徳川家二代光友に嫁いだ際に持参した婚礼調度の数々です。

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豪華絢爛な美しさの背後に、惜しみなく注がれた父の愛情を感じます。
美しいものを愛でることで癒される苦難も有ったことでしょう。
当時の灯りで観ることができたなら、
煌びやかさの中に佇む侘び寂まで感じられるように思います。



 ◆ ◆ ◆



もう、日本の歴史そのものを展示していると言ってもよいくらい、
至宝の数々を観ることができました。

このレポートを書くためにいろいろ調べ物をしていたら
もう一度観たくなってしまうものばかりなのに、
会期は今日で終わりです

目玉だった国宝『源氏物語絵巻』は会期を外れて観られず・・・
いつか観られたらいいなぁ。



余談になりますが、
今回とても心に残ったのは、家康公自筆の絵でした。

掛け軸、向かって左側。

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どのような絵かと言いますと、

えびす宮総本社 西宮神社 ホームページ えびす信仰資料

上から4枚目です。


天下統一のために冷徹な鬼になった人がふと見せた朗らかさと優しさを感じて
思わず涙が溢れてしまいました。

統治者だけが味わうドス黒いほどの孤独に耐えてきた人なのでしょうね。



戦国の世から江戸文化が花開いて成熟するまでの長い間、
ずっと徳川家が国を治めてきたのですね。

日本にこの時代が有って本当に良かった、と思います。

素晴らしい展覧会でした。



最後に、
音楽をやっている者としての徳川家を紹介したいと思います。


■戦国の世の徳川家はこんな感じ■

NHK大河ドラマ『徳川家康』テーマ/冨田勲氏




■江戸文化の花開かせた徳川家はこんな感じ■

NHK大河ドラマ『八代将軍吉宗』テーマ/池辺晋一郎氏




どちらも大好きな曲です。

どうぞお楽しみくださいね♪











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