2017/1/18  19:17

トランプ氏の介入主義、世界の秩序にどう影響するか:中本博皓  現代の政治・経済問題

     トランプ氏の介入主義、世界の秩序にどう影響するか
 

 トランプさんのツイッタ−がいろいろ議論を醸し出していますが、大統領の就任式を20日に控え、アメリカ国内の世論調査によると、かってない好感度の低さに国民の多くが驚いているようです。

 過去40年で最も低いことも分ったと報じられています。トランプさんの国民の印象について「好意的でない」と答えた人が何と54%と半分を超えており、「好意的」と答えた国民の40%を上回ってしまったとあって、トランプ政権は前代未聞の厳しい船出となりそうだと、これからが懸念されています。

 そんな中、トランプ政権のショーン・スパイサー次期報道官は、「トランプ氏は就任当日の20日に大統領の権限でいくつかの大統領令を発令することになる」と発表しました。その政策が何であるかはまだはっきりしていないが、オバマケアなど廃止することはすでに分かっていますが、これまでにツイッターで訴えてきたトランプ色強い政策を実行する構えのようです。

 メキシコとの国境に壁を作る(これには「法律」が必要ですから、「大統領令」だけでは出来ないでしょう)こと、メキシコからの輸入品に35%の「国境税」を課すること、またTPP離脱、移民制限などが考えられるが、貿易戦争になるような保護主義的な政策が打ち出されるのではなかろうか。しかし、実際に、いざ実施しようとすると、簡単にはいかないと思います。例えば、ロシアに対する制裁解除も国際的な取り決めですから、簡単ではないでしょう。

 日本経済にも影響が出ることは避けられないようです。今日の夕刊が伝えているように、トランプさんが「アメリカのドルは強すぎる」と語ったことに反応して、円相場は112円台に上昇し、東京市場の株価は大きく動揺しました。

 しかし、メキシコのイルデフォンソ・グアハルド経済相は、メキシコからの輸入品に35%の「国境税」を課した場合、直ちに対抗措置を発動させるとの方針であることをあきらかにしてますから、ぎくしゃくした問題があちこちで起こることが予想されます。

 昨年の11月17日でしたか、安倍・トランプ会談が行われましたが、その成果がこれから試されることになりそうです。
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ