2012/5/25 21:47
一人の大人として、人間として、公正な生き方をしてもらいたい:中本博皓 現代の政治・経済問題
一人の大人として、人間として、公正な生き方をしてもらいたい
リーマンショック以降、わが国の「生活保護の受給者数」は急激に増加し、現在増え続けている。第二次世界大戦後海外から引き揚げてきた人々、復員した旧軍人など、急激な人口増の中で就職口もなかった混乱期、1951年は月平均で204万6646人が受給していたと言われている。生活保護の受給者数の調査が開始されるようになってから、2011年までの60年間では1951年が統計史上最多受給者数であった。
その数年後から、当時の池田勇人首相の所得倍増政策が打ち出されて、わが国のマクロ経済は大きく飛躍する時期を迎えた。高度経済成長に伴い、働き口が比較的豊富になり、人々が将来に明るさを見出したこともあって、生活保護の受給者数は減少傾向に推移した。社会の隅々まで活気が漲っていた時代であったように思う。
ところが、1995年になると、成長経済は消えうせており、バブル経済もはじけて失業率が高まるけいこにあった。「生活保護の受給者数」もバブル期の88万2229人を底に、再び増加に転じたのである。
1999年には再び100万人を突破する勢いで増加した。しかし、社会は少子化、高齢化が急速に進み、一方で不況、リストラ、雇用の非正規労働者化に伴う失業問題が大きな者期も大として人々の関心を高めた。そのためか、生活保護受給者数はさらに続けたのである。2011年3月には、12年前の1999年の100万人から100間人も急激増大し、200万人を突破してしまった。本年(2012)の2月には、何と209万7401人と1951年の受給者記録をあっさりと塗り替えてしまったのだ。
そうした中で、今日(2012年5月25日)芸人の一人が、母親が生活保護を受けていたことを記者会見で明らかにし、ファン及び社会の皆さんに謝罪するという一幕があった。現在は高所得を得ていながら、食えない昔に自分の母親に生活保護を受給させ、現在は母親が辞退したそうだが、長いことそのまま継続して需給していたことに反省の意を示し、自分が生計をたてられるようになって以降の生活保護費は返納すると答えた。
考えようによっては不正受給となるであろうが、母親の居住する役所からの母親の面倒を見られないか、支援を増額出来ないか、と言われたことには一応対応して来ているので、行政の指導に応えているから「不正」とは言えないのかもしれない。
しかし、善良な多くの市民の税金で賄われている生活保護費の財源を考えるなら、広義の不正受給とみなされるであろう。一人の大人として、人間として、公正な生き方をしてもらいたいものだ。
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リーマンショック以降、わが国の「生活保護の受給者数」は急激に増加し、現在増え続けている。第二次世界大戦後海外から引き揚げてきた人々、復員した旧軍人など、急激な人口増の中で就職口もなかった混乱期、1951年は月平均で204万6646人が受給していたと言われている。生活保護の受給者数の調査が開始されるようになってから、2011年までの60年間では1951年が統計史上最多受給者数であった。
その数年後から、当時の池田勇人首相の所得倍増政策が打ち出されて、わが国のマクロ経済は大きく飛躍する時期を迎えた。高度経済成長に伴い、働き口が比較的豊富になり、人々が将来に明るさを見出したこともあって、生活保護の受給者数は減少傾向に推移した。社会の隅々まで活気が漲っていた時代であったように思う。
ところが、1995年になると、成長経済は消えうせており、バブル経済もはじけて失業率が高まるけいこにあった。「生活保護の受給者数」もバブル期の88万2229人を底に、再び増加に転じたのである。
1999年には再び100万人を突破する勢いで増加した。しかし、社会は少子化、高齢化が急速に進み、一方で不況、リストラ、雇用の非正規労働者化に伴う失業問題が大きな者期も大として人々の関心を高めた。そのためか、生活保護受給者数はさらに続けたのである。2011年3月には、12年前の1999年の100万人から100間人も急激増大し、200万人を突破してしまった。本年(2012)の2月には、何と209万7401人と1951年の受給者記録をあっさりと塗り替えてしまったのだ。
そうした中で、今日(2012年5月25日)芸人の一人が、母親が生活保護を受けていたことを記者会見で明らかにし、ファン及び社会の皆さんに謝罪するという一幕があった。現在は高所得を得ていながら、食えない昔に自分の母親に生活保護を受給させ、現在は母親が辞退したそうだが、長いことそのまま継続して需給していたことに反省の意を示し、自分が生計をたてられるようになって以降の生活保護費は返納すると答えた。
考えようによっては不正受給となるであろうが、母親の居住する役所からの母親の面倒を見られないか、支援を増額出来ないか、と言われたことには一応対応して来ているので、行政の指導に応えているから「不正」とは言えないのかもしれない。
しかし、善良な多くの市民の税金で賄われている生活保護費の財源を考えるなら、広義の不正受給とみなされるであろう。一人の大人として、人間として、公正な生き方をしてもらいたいものだ。
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