2016/12/8  19:22

トランプ次期大統領の対中国政策はどうなる?  現代の政治・経済問題

       トランプ次期大統領の対中国政策はどうなる?



もうあと一月と、トランプ氏の米大統領就任の日が近づいている。日本との関係も心配だが、対中国政策が、もっと心配だ。

習近平国家主席とは電話会談も行ったトランプ氏だが、漏れてくる情報からは、儀礼的なもので、分りやすく言えば、互いに干渉せず仲良くやりましょう、と言った内容だったようだが、ここへ来て、トランプ氏の激しい口調での対中攻撃がツィターで行われている。何かこれからも、大統領に就任後にも尾を引きそうな気がしてならない。

特に、台湾の蔡総統からの直接の電話、その会談の中身、中国当局を刺激するような内容が短い会談の中で交わされたようだ。

少し、詳細に見ると、トランプ氏は12月2日、台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統から大統領選勝利の祝意を伝える電話をもらったと言う。そのことは、トランプ氏の政権移行チームが声明で明らかにしたことで、米中間の外交的な緊張が高まる可能性もある、とする見方もある。

その声明によれば、電話会談では、蔡総統がトランプ氏に祝意を伝えたそうだが、それで終わらなかったようだ。と言うのは、両者は会談の中で、米台間に経済、政治、安全保障上の緊密なつながりが存在することに言及したというのだ。

聞くところでは、米台トップ会談は1979年以来行われてはいない。「米シンクタンク(戦略国際問題研究所=CSIS)」の中国専門家筋の調べたところでは、「米大統領もしくは次期米大統領と台湾総統との間の電話会談が公式に報告されたのは、米政府が1979年に中国政府との間に外交関係を樹立してから初めてのこと」、だと報じている。

中国政府が、即米政府に抗議したのも分からないではない。しかし、トランプ氏は「中国が何といおうと我々の知ったことではない」、また「中国は自国通貨を切り下げること(それによって米企業が競合するのは困難になる)、中国向けの米製品に重税を課すこと(米国は中国製品に課税していないのに)、南シナ海のど真ん中に巨大軍事施設を建設することに関して、われわれに了承を求めただろうか? そうは思わない!」とツィターで厳しく、中国政府を批判した。

中国政府は、今のところこれらのトランプ氏の中国批判には、静観しているようだが、来年1月20日以降トランプ新政府にどう出るか、嵐の前の静けさ、と言った感じなだけに、双方の今後の出方が懸念されるのである。不気味な状態である。


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