2016/9/27  16:52

これでいいのだろうか。この国の将来考えてみませんか:中本博皓  現代の政治・経済問題

これでいいのだろうか。この国の将来考えてみませんか。


 昨26日、臨時国会が召集されて、衆院の本会議での安倍首相の所信表明演説が行われました。その演説の「外交に関する問題」の終盤、首相は「今この瞬間も海上保安庁、警察、自衛隊の諸君が任務に当たっている。

 その彼らに対し、今この場所から、心から敬意を表そうではありませんか」、と声を張り上げ、首相は行っていた演説を中断して自ら拍手しました。

 この安倍さんの行為に呼応して、本会議における自民党議員席が一斉に立ち上がり大きな拍手で応えたのです。

 それは、現場で危険な任務に就いている「海上保安庁、警察、自衛隊等の隊員」に対する敬意の拍手ではなく、明らかに、最大の権力者安倍晋三首相に対する拍手に代わっていました。そのため、本会議の議場は騒然となったのです。NHKの中継が行われていましたから、多くの視聴者がその騒然たる議場に見入ったことと思います。

 大島理森議長が「ご着席ください」と2度にわたり、自民党席に向いて注意をしたのですが、聞く耳持たずの状態でした。議長の注意も全く効果はなく、自民党席から安倍総裁に対する拍手は約20秒間も議場に鳴り響きやむことはなかったのです。

 米国では、年頭の大統領の議会演説、「一般教書演説」で、大統領が強調したい一節を話し終える度に、議員が儀礼的に「スタンディング・オベーション」することが慣例ですが、大統領が自分から拍手をしたり、議場と一緒になって拍手を20秒の長い時間行うのは見たことがありません。

 ただ、中国や北朝鮮における共産党大会では日常茶飯のようですが、日本人からしますと大変見苦しい異様なものに見えました。おそらく、テレビ中継を見ていた多くの日本人視聴者がドキモを抜かれたのではないでしょうか。
 
 しかし、日本の国会でそうした行為をする首相を作りだしたのは明らかにわれわれ一人一人の投票行動によるものなのです。そこはしっかり考えておかなければならないと思います。

 われわれが気が付かない間に独りの独裁的権力者を生み出してしまっているように思います。この国はこのままでいいのだろうか、何か恐ろしい感じがします。連立与党の公明党は、これから先も、ただ黙って安倍さんに従うだけなのだろうか。

 この国の将来、われわれ一人一人が考える時期が来ているのではないでしょうか。アベノミクスは経済だけではないのです。目には見えない大切な、この国のかじ取りがあるのです。


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