2005/1/8
てんかん epilepsy
てんかん発作を主症状とする慢性の大脳疾患です。発病は、乳児期に多く、3歳以下の発病が、約60%といわれています。
発作は、大脳灰白質の神経細胞の異常放電が原因で起こり、その症状は多彩で、運動・意識・知覚・および行動の異常として現れます。これらの発作は、反復して起こるが、個人によってほぼ一定の形をとり、変化することは少ないです。
診断は臨床症状と特有の脳波所見によって決まります。大脳の神経細胞の異常放電は、脳波上に棘波、あるいは棘・徐波として記録され、特徴的な所見を作ります。これらのてんかん性の脳波異常は、発作時に限らず発作間欠時にも認められることが多いです。低血糖・失神・アルコール痙攣・ヒステリー発作等でもてんかんに似た発作を認めますが、脳波異常の有無から鑑別が可能です。
治療は主として抗てんかん薬による薬物療法であり、服薬によって85〜90%まで発作はコントロールできます。
主な抗てんかん薬は、以下のとおりです。
【ヒダントイン系 フェニトイン アレビアチン】
めまい、眼振、眠気、運動失調、歯肉肥厚、多毛
【バルビツール系 フェノバルビタール フェノバール】
眠気、精神活動の鈍麻、動作の緩慢
【低級脂肪酸系 バルプロ酸ナトリウム デパケン、バレリン、
ハイレセニン】
はき気、腹痛、下痢、 脱毛、食欲亢進または減退、肝機能障害
【イミノスチルベン系 ガルバマゼピン テグレトール】
複視、めまい、眠気、 悪心、運動失調、頭痛
【イソキサゾール系 ゾニサミド エクセグラン】
食欲不振、不眠、意欲低下、イライラ
【スルホンアミド系 スルチアム オスポロット】
四肢末端のしびれ感、頭重感、呼吸促進
【ベンゾジアゼピン系 ニトラゼパム、クロナゼパム、クロバザム
ベンザリン、リホミトリール、マイスタン】
全身の筋緊張低下、舌のもつれ、眠気、運動失調
このような薬を用いて、発作を抑制します(てんかんそのものがなくなるわけではないです)。そして、抗てんかん薬を服薬中は、定期的に採血して薬の血中濃度を測定することが重要になります。だいたい飲み始めて約一週間経つと、血中濃度は定常状態になっていきます。そして、薬によって発作が抑制された場合、適量を維持するのに血中濃度測定は有効な手がかりです。
今仕事で、てんかんとADHDの治療法についてまとめているところなので、ちょっとてんかんについて書きました〜!

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