世田谷文学館にて開催中の「久世光彦展」へ行ってきました。
9月から開催されているのですが、ずっと行こう行きたい行くんだからと思いながら、11月になってしまいました。
平日の昼間ということもあり、ほとんど人もおらず、ゆっくりと2時間ほどかけて見て廻ることができました。
今年、生誕80周年ということで、向田邦子さんの新版の全集が毎月刊行されています。
出版されたものはすべて持っていますし、何度も読んでいるのですが、これを機に、もう一度、向田さんの文章を読んでみようと思い、毎月購入して懐かしく読み返しています。
向田さんと関わりが深かった久世さんも、向田さんと同じく昭和の風景を大切になさっていた方でした。
向田さんの没後に、毎年放映された「向田邦子新春スペシャル」や「向田邦子終戦スペシャル」、再放送で観た「寺内貫太郎一家」などは、細かい場面のことも、今でもよく覚えています。
僕も、長く祖母と暮らしていたので、久世さんのドラマの中に出てくる台詞と同じようなことを、祖母から聞いて育ちました。
茶の間には、祖母がいて、両親がいて、弟がいて、犬がいる。あの時代の家族の風景を、今もどこか探して暮らしているような気がします。
また、久世さんは「ムー一族」など、革新的な番組も多数創っておられます。
「危険なものだけが次なる文化へのステップになります。狂的なものだけが新しいエネルギーの源になります。」
という久世さんの言葉が、とても印象に残りました。
今月末まで開催されているので、また機会を作って足を運びたいと思います。


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