2018/7/11

大切な伝言  カルト・宗教・犯罪

 今日の記者会見につき、故松本智津夫死刑囚の遺骨についてばかり報道されたが、その他幾つかのことを説明しています。

 2つがまずは報道されていないみたいなので、書きます。
 
 ああ、東京の司法記者クラブは、毎日いろいろな記者会見がある。若い記者らは、その本人らの訴えの重さ必ずしも知らず、また能力ある記者ばかりであっても多くは報道もされないこととなる。率直に言って、もったいなさすぎる。

 外国人記者クラブのように、そのまネットに上げたらいいのではないか。だって、今日の記者会見は1時間ほどですもん。その1−2分程度が報道さるのみなんて、つまらんではないか、本質と離れた、しょもない纏めの所もあるし。

 今日は3時から記者会見だったが、その前にはスルガ銀行問題の記者会見をしていた、後ろの方で聞いていても関心が持てるものだったが、どのくらい報道されるのか。


1、自分で涙が唯一出てしまったところ。ルール違反かもしれないが、四女さんと職員幹部の言った言葉を、一部披露してしまった。その記憶での正確な処は下記です。
 だって、とてもとても重く、そして多分、互いの救いだったんだもの

 その詳細趣旨 : 「刑務官の皆様、父松本智津夫が本当にお世話になりました。ありがとうございました。長い間、迷惑をかけて申し訳ありませんでした、最後の最後まで、色々とありがとうございました。」
 責任者格の人 :「・・・・・・職員の皆に伝えます。ありがとうございます。報われます。」

 横で聞いてて、涙が出ましたよ。本人として顔を知った刑務官もおり、とても大変な世話をし、実はその死刑執行の担当だった人もいるかもしれないのだもの。


2、オウム真理教被害対策弁護団の、2018.7.6声明を、武井共夫弁護士(坂本堤と同じ事務所にいた大先輩)から報告していただいた。その全体像が知らなさすぎです。

 武井弁護士が言ってたように、死刑執行がされてしまった中川や、残る6人の一人の端本死刑囚の親御さんは、オウム被害対策弁護団弁護士として良く知っているところです、端本君には、1990.6とか富士山総本部前の活動で母が会えて「帰ってきて」と話したりした。
後に知ったが、既に坂本事件に加わっていた。また実家の近くまで何度か帰ってきていた、とのことだった。逮捕前後、、都バスの中で話していた時のお母さんの「早く逮捕されてほしい」だったか「逮捕されて良かった」だったか、応える言葉がなかった。
 なんか今日は泣きたいなあ。

         声  明 

 本日、オウム真理教の教祖である、麻原彰晃こと松本智津夫だけでなく、6名の信者に対する死刑の執行がなされたとの報道に接した。

当オウム真理教被害対策弁護団の創始者である坂本堤弁護士とその一家が殺害される事件が起きてから約29年、地下鉄サリン事件など余りにも多くのテロ事件が起きオウム真理教に対する一連の強制捜査が始まってから約23年経過し、一連の事件の首謀者の死刑執行がなされたことで、一つの時代の節目を迎えた。

当弁護団としては、松本智津夫以外の12名の死刑確定囚については、死刑執行すべきではないとの意見を述べ続けてきたところである。それに反して、しかも松本智津夫と同時に死刑執行がなされたことは、大変残念なところであり、強く抗議したい。本日執行されなかった残りの死刑囚に対する死刑執行は厳に慎んでいただくよう強く要望する。

一連のオウム真理教事件について、刑事裁判の審理は丁寧に事実調査が行なわれてきたが、それは刑事裁判にかかわる事象だけに限られてきた。「社会的事象としてのオウム真理教」というカルト問題としての調査や総括を国は行なってこなかった。本日死刑執行されたと報道されている6名の信者は、いずれも教団で活発に活動し、複数の事件にかかわっただけでなく、教団の活動では表でも裏でも活動してきた人物である。そして、多くは、教団での活動などについて話し始めていた人物である。

 オウム真理教問題は、前代未聞の刑事事件を起こしたという面だけでなく、まじめで有能な若者が多数入信し、大きな社会的軋轢を生み続けていたこと、その活動がオウム真理教の法的な解散の後も現在まで継続し、問題を起こし続けているという点に大きな特徴がある。この調査・分析そしてそのまとめを行なうことは、日本という国にとって重要なことである。しかし、それらは全く行なわれていない。

坂本弁護士一家殺害事件から29年という長い時間が経過し、オウム真理教という問題を現在のものと考えている人は少なくなってきているのかもしれない。しかし、オウム真理教の犯罪の被害者で現在も苦しんでいる人たちは多数存在している。経済的被害回復は、様々な国の施策がなされたにもかかわらず、まだ不十分である。そして、何よりもAlephなどオウム真理教の後継団体が現在も活動を継続している。オウム真理教の問題は、過去の問題ではなく、現在まで継続している問題なのである。今回の死刑執行によって、オウム真理教問題が過去の問題として葬り去られることを、私たち弁護団は強く畏れるものである。

私たちは、本日の死刑執行にもかかわらず、今後も被害救済等のために全力を尽くす所存である。国も、社会も、本日の死刑執行で全て終わらせるのではなく、現在の問題として継続して取り組んでもらいたいと強く要望する。

 以上のとおり、声明とする。

2018年7月6日
         オ ウ ム 真 理 教 被 害 対 策 弁 護 団
               事 務 局 長   小  野    毅

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