2018/5/6

高橋さんブログの転載  カルト・宗教・犯罪

高橋さんの5月2日付プログを転載にて。
備忘録までに

http://kidoairaku2011.blog109.fc2.com/blog-entry-2038.html
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いけしゃあしゃあと
2018/05/02(水) 23:14:35 | ■取材について

取材の電話がかかってきた。
社名を聞いてムッとなった。
「ちょっとお話、いいですか?」というので、
「なんの話ですか?」
「被害者の人に取材のお願いなんですが・・・」

オウム事件も、死刑執行がいつか、いつか、ということで、各メディアはそのときのために大変そう。
オウム事件に関係した人たちとのコンタクトを取ることもそのうちの一つらしく、遺族の私にも取材依頼がある。
そんな中には、いままで被害者取材をしてこなかったメディア、つまり私も取材を受けたことがなし、被害者を紹介してほしいと言ってきたこともないメディアもある。

今日の電話をかけてきた社もその一つ。
しかも、この社は、3月の集会の記事をこう書いていた。

「オウム真理教による地下鉄サリン事件の被害者団体などが17日に東京都内で開いた集会に、教団元代表松本智津夫死刑囚(63)の三女(34)が一般参加者として訪れた。 主催者によると、オウム事件の加害者家族が参加したのは初めて。云々」

集会は、私が被害者遺族としての講演をして、元警視庁の理事官が、オウム事件の捜査、特に3/22の強制捜査や麻原逮捕、そして最後の3人の逃亡犯の裁判までの講演をなさって、その後、若い世代に受け継ぐためのグループディスカッションというプログラムで構成されていた。

大事なことは、事件から23年という歳月で、メディアが大好きな言葉の「風化」という現象への被害者や遺族や弁護団の努力、そして、今の若者がオウム信者になることがないように、少しでも私たちの体験が注意喚起になるようにという願いを込めて実施した。

その報道記事が、どうして三女が参加したことが、さも重大そうに、最初に書かれ、記事の半分を占めているのか。
そのニンゲンは、その集会の会場入口に「オウム関係者はお断り」と貼り紙をしたのに、それを承知して強引に入ってきたのだ。
一般参加者として入場してはいけない、入れない立場のニンゲンだったのに、あっという間に座っていた、という状況だったのだ。

ビックリした主催者がどれほど苦慮したことか、座っているニンゲンを引きずり出したりすれば大騒ぎになって、他の参加者にも迷惑になるし、特に被害者や遺族がどれほど不快な思いをするか、それこそ殴り合いのケンカになるかもしれないので、仕方なく、少しでも他の人たちに気付かれないように、騒がないでいるしかないということだった。

グループディスカッションでは、たまたまファシリテーターとしてお願いしていた假谷さんが、そのニンゲンが座っちゃったグループのまとめ役を急遽引き受けてくれたし、グループの位置も一番後の端っこだったから、他の参加者にはほとんど気付かれなかったと思う(これは私の感触なので、実際にはどうだったのか・・・)。
だけど、そのグループの回りには、その会場にいた報道関係者がグルリと取り囲んでいたから、異常だったことに変わりはない。

だから、記事に書かれているように、決して主催者が集会に穏やかに迎え入れたわけじゃない。
記者は、こんな記事を書くことによって、どういう影響があるかも推し量らずに、押し入ったニンゲンの話題性だけに飛びついた薄っぺらな記事を書いて恥ずかしくないのかと、私としては怒りの収まりようがなかったのだ。

このことは3月20日の献花の後の取材でも言ったし、その後、私を追ってきたその社の男性記者にも、あの記事によってどれほど被害者や遺族が気分を害したか、誤解をされたかを言った。

それなのに、今日の電話は、いけしゃあしゃあと、被害者の取材をしたいと言ってきた。
私は「その前に言うことがあるでしょ!」と言った。
この前の記事ですか?と、これまた「この前の記事」を承知で、そのことに触れもせず、取材依頼をしてくるなんて、とんでもなく失礼だと思わないのだろうか。

今の若い記者がみんな同じだとは思いたくないけど、もうこれ以上、報道被害を重ねないでほしい。
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