2016/5/25

田切駅28春掃除5  飯田線の旅

 さていつもの伊那市ではなくだいぶ南の平岡駅で宿泊したのは、久しぶりに飯田線南部の秘境駅で遊ぼうと思ったからだ。昨夜一緒だった亀さんは北回りで帰るというのですでに出発していた。平岡駅ほどの飯田線南部からでも首都圏に帰るには北に上がって中央線に乗った方がはるかに早いのだ。

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 僕らの乗る列車が入ってきた。残った5人でこれに乗ってさらに南に下る。

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 旅の最中は常に何か酒類を飲んでほろ酔い気分だ。

 出来たら乗り降り自由な青春18切符の利点をフルに使って、行ったり来たりしながら2〜3の駅で遊びたかったが、なにせ列車本数が減っていてるので、どこか一つの駅でしか遊べないようだ。さてどこにしよう?小和田には前に降りたので、久しぶりに大嵐で降りて「夏焼トンネル」を見に行くことにした。

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 と言うわけで大嵐駅で下車。駅の両端をトンネルにはさまれた山間の秘境駅だ。島式ホームで上下の列車交換が出来るが、有効長が充分に取れないためポイントがトンネル内にある。そこで北側のトンネルは横に間口が広くなっていてまるで複線のように見える。
 大嵐は天竜川を挟んで対岸にある富山地区(市町村合併以前は「富山村」だった)の最寄り駅だが、駅の周りには家が一件あるだけだ。かつてはこの家でカップ麺やジュースを販売していたが今はやっていない。

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 駅の外に出て大きな吊り橋を渡ることなく、天竜川沿いに南に進む道がある。
少し進むと見ての通りトンネルがある。幅が狭く高さがあるが、元は鉄道用のトンネルだったのだ。佐久間ダムが完成した事によって飯田線の一部がダム湖に水没し、長大な大原トンネルを掘って路線付け替えをしたのだが、その付け替え前の飯田線旧線の廃線跡がこれだ。
 第一の短めなトンネルの向こうにもう一つトンネルが写っているがこれが「夏焼トンネル」
 
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 夏焼トンネルの大嵐駅側の入り口。トラック進入禁止の看板があるけど、車で通る人いる??実はいるのだ。向こう側の出口が見えないが、それもそのはずで全長が1200mある。

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 入り口にはこんな看板もある。かつては良く見えたんだけど、見ての通りだいぶ汚れてしまって字が読みにくい。この写真は読みやすいようにコントラストを少し加工してある。全文はこうだ。
「御注意のお願い このトンネルの下流抗口は佐久間貯水池最高水面より余裕高さがないので大雨、集中豪雨等でダムの水位が異常に上昇したとき一時的に冠水して通行が出来なくなる事ありますので充分注意して下さい」
 ただそこまで水没したのを実際に見たことはない。

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 トンネル内には照明がなく、まったくの暗闇だった。前は転々と蛍光灯があったんだけどな〜。前と言っても10年以上前だけど。
 反対側に出ました。だいぶ昔はここから佐久間ダムまで自動車でも通れるほどの路があったようだが、僕が初めてここに来た頃にはすでに廃道になっていた。ここから先に路がないのに、こんな長大なトンネルが維持されているのはつまり必要だからだ。ここに「夏焼集落」があり住民がいるのだ。

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 トンネル出口を左に折れると人がやっと通れる程度の路があり、その先が夏焼集落だ。集落の入り口にこんなものがあった。イノシシか熊を獲るための罠だ。つまりイノシシか熊がいると言うことだ。

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 だいぶ高くまで登ってきたが、集落はもう少し上にある。写真左に写っている白い物は自動車で、ここまではトンネルを通って自動車が入れるのだ。そこから画面右方向に飯田線の旧線が現在の水面下に続いていたのだ。ダム湖の渇水期なら廃線跡が見えることがあるがこの時は水位が高くて何も見えなかった。

 前にここまで来たのは10年以上昔だ。当時もだいぶ畑が荒れて人気が感じられなかったが、何軒か家はあった。今回見たら1軒しか残っていなかった。だがまだ人は住んでいるようだ。
 次の電車の時間があるのであまり長居は出来ない。一休みしたら来た道を引き返す。

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 また1200m歩いて大嵐側の入り口に戻った。今回の夏焼トンネル探検隊の面々。写真を撮っている僕以外の4人だ。

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 大嵐駅の駅舎。いつ来てもきれいに維持されていて好感が持てる。 

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 待合の中も木のぬくもりが感じられる。
駅舎の外に車でやってきた親子がいて、駅の写真などを撮っているので話しかけると、鉄道ファンで、これから夏焼トンネルを探検に行くのだとそうだ。僕らはさっき往復してきたところだと伝え見送る。

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 ホームに残っていた看板。飯田線60周年の時に行われた植樹を記念するものだが、肝心の植樹が見当たらない。どうやら枯れてしまったようだ。

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 僕らが乗る電車がトンネルからやってきた。楽しい探検だった。
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