Angler's high

釣とは麻薬のように、精神的依存性の高い遊びなのではないでしょうか
ここはそんな遊びにどっぷり浸かってしまった人間の自己満の部屋です

 

初めてバスを手にした日

14ポンドラインの先に結んだのは 
ホームセンターで買った280円のバイブレーションだった

ある年のある湖畔に立つぼくは
それを沖に放る、そしてそれを巻き取る
そんな作業をルーティンで行っていた

後ろでその様子を眺めていた母が尋ねる
「そんなんで釣れるの?」

ぼくは仕入れたてのフレーズで答える
「バイブレーションの最大のアクションはただ巻きなんだよ」

そう言いつつも、釣り始めてから既に3時間は経過していただろう

母も流石に飽きたようで
日傘の下で作った困ったような顔が印象的だった



  ******



気がついたときは既にファイトが始まっていて
ぼくは、ただただ夢中になってハンドルで円を描いた

「ガチッ」

その感触で我に返ると
竿先10センチほどの所に
バイブレーションとそれをガブリと咥えるヤツの横顔があった

そのときの感情は、今思い返してもとても不思議なもので
待ちわびていたような
それでいて非現実的な出来事に戸惑っているような
例えるなら、思春期に初めて女の裸を見たときの感覚がそれらしいと思う




母が車の近くにいた父に呼びかける
「釣れたー カメラー」

それを尻目にぼくは針外しに取り掛かった
逃がすことを意識したからだと思う

しかし、当時プライヤーを持ち歩くことを知らなかったぼくは
ビクともしない三本針を外しあぐねていた

それを見かねてか、隣で釣っていた知らないお兄さんが無言で歩み寄ってきた
お兄さんはサクッと針を外すと、一言「おめでとう」と言ってくれた
そしてサングラス越しでもわかるほどの笑顔をプレゼントしてくれた

今でもバサーと言えばこの寡黙なお兄さんの姿を一番に思い描く


そしてぼくは、ビクビクとビビリながら
自分のものか疑うほど震える指をヤツの口に挿入した

想像してたよりずっと持ちにくかった
ギュッと力を入れないと暴れた拍子に落としてしまいそうなる

しかしそうやってヤツを手にしたとき
やっと「釣れた」ことになったのだった




遠くから駆け寄ってくる父に初めてのバスを
掲げてみせた

父もなにかを掲げている

ぼくと母はそれがカメラであることを期待していたが
その期待はあっさりと裏切られ
父の手にしていたそれを、バケツと認識した

「なんでバケツなのよ」
「カメラは〜?」

慌てた父は何を思ってか、数あるアイテムの中からバケツを選択したのだった
サカナ⇒バケツ だったのだろう

父はカメラをとりに戻るからと
バケツにバスを入れるように促した

でもぼくは「キャッチアンドリリースだよ」と
得意になっていうと波打ち際にバスを立てた

両手で支え、ゆらゆらと鰭を揺らすそいつを眺めていた
正直、放してしまうのが惜しかった
ずっとそうしていたかった

そして突然、それまでのいろんな揺らぎを吹き消し
そいつは沖へと帰っていった

えもいわれぬ感覚で体中が満ちた

タバコを知っていたら浜に胡坐をかき一服やっていただろう

人が釣りに釣られた瞬間である





我に返り、バイブレーションを持ちながめる

それを持つ右手の親指には
バスを釣った証拠がくっきりと刻まれていた



10歳の春の日の出来事である

0
投稿者:skyfish

ルアーって...

おかげ様で細々と続けてきたこのブログも
3000アクセスを越えることが出来ました

近頃、サボりがちでしたが、これからも続けていく所存であります

お暇がでしたら、チラっとたちよって見ていってください
よろしくお願いします

**********

クリックすると元のサイズで表示します

10月に釣った71のイトウ

このイトウが咥えているルアー、これは僕が作ったものである。

名前は「常滑(とこなめ)」。日本一周した後輩からもらった。
名古屋辺りの地名なんだとか...


動きは名前のとおり、ぬるぬるとすべる感じだ。
リズムをタタっと入れればダイブもできるし、
スケート幅もアクション次第でいろいろ変えられる。

アクションには自信がある。
少なくとも、イトウを誘い出す要素は沢山詰め込まれている。

*********

ここでふと思うのだが...

いいルアーって何なんだろう...

正直、いい動き(釣果的な側面から)のルアーを作るのは、一度コツを掴めば難しいことではない(生意気言ってすみません)。

ヘッド形状と重心、ラインアイの位置、それとパーツの抵抗をちゃんと考えれば、とりあえず釣れるルアーは作れる。



だが、単に釣れる要素を備えさせただけの僕のルアーは、言ってしまえば「薄っぺら」なのだろう。

世の中に出ているルアーは、魚を魅了するとともに、使い手(買い手)を魅了しているのだ。そう思う。

今考えると、そういったプラグを集めている先輩のタックルボックスは、まるで宝箱のようで、中に納められたモノはキラキラと輝き、思わず手のひらに載せ時間を忘れて眺めてしまう。

僕も少ない宝物を、ハコから出しては眺め、しまってはまた出して眺めた。

そういった、人を魅了するルアーは、作り手の想いや、歴史、はたまた時代背景なんかがウレタンの最下層に埋まってて、手に取った者を魅了するんだと思う。

いや、それとも、作り手やブランドの「らしさ」ってのが魅力にコンバートされるのだろうか...

まだまだ解ってない世界がそこに広がってそうな気配がある。



結論は出ずじまいだが、

自分が作ったルアーに関して、誰が愛さずとも、生み出した僕だけは彼らに愛着を感じている。

そこに醍醐味を感じると、なんか市販のルアーを使う気があんましおきないんだよなぁ


クリックすると元のサイズで表示します
かわいいダメルアーたちの一部
0
投稿者:skyfish

楽しい楽しいイトウ釣り

チェイス!!

ゆるいカーブの内側に立ち
再度、アップクロスに12メートルほどキャストする
キャストしたルアーは倒木とボサの間にファサっと落ち
コースのスタート地点としては申し分ない

ぬるぬるとペンシルを躍らせている間、
辺りの音は全く耳に入らなかった

ルアーが対岸を離れ、たるい流芯に躍り出た瞬間.........グバァッ!!

張り詰めた空気が一気に弾け飛ぶ

バシャバシャバシャ!!
ギューン ギュンギューン バッシャーン
上へ走り、下へ走り
独りで取り込もうとするが魚は言うことを聞かない

「★※ф◆¥◎!!!」…ダシヨさんの声が聞こえる…

そこで少し冷静になれた

やや魚が大人しくなったところで下流側の浅瀬に
そーっとそーっと暴れないように誘導した

最後に一暴れするも
ダシヨさんがその股からぶっこ抜き、
おかげで無事ランディングは成功した

クリックすると元のサイズで表示します

79センチ…80まであと1センチ届かず

クリックすると元のサイズで表示します

がまかつバーブレスがぶち曲がっている
ファイトの激しさが伝わるだろうか

クリックすると元のサイズで表示します

やっぱトップでイトウ釣るの楽しい!!
0
投稿者:skyfish

考察

前回の投稿はただの感想文になってしまったので…
そのときの釣行を少し振り返る。

前回の釣行での収穫

<粘れば出る…こともある>
とある大場所でのこと、そこは大きく蛇行した川が淵を成しており、
流れ、ブッシュの絡み、水深…どれをとっても1級のポイントだった。

同行者の1人がミノーを投げる1投2投3投…10投ほどコースやルアーを替え投げるが反応なし…(♯)

1番手のヤツがあきらめたのでブッシュの奥ギリギリにトップを投げる…@
チャッ チャッ チャッ チャッ… ギラン 居た!!
姿を見せはしたが出きらなかった。
その後ブッシュにコースを替えつつ2、3投するが反応なし…A

諦めきれずさらにかなり上流、淵の口辺りにキャスト…B
自然に流れてきた獲物を装って流す
チャッ チャッ チャッ チャッ チャチャッ チャッドゥボォォン!!…C
淵の真ん中辺りで出た(同一固体と仮定)…ノらなかったのだが

このケースから推測できることは、
1、ミノーの後でもトップで出せること
2、コースを変えることの有効性
3、ナチュラルなアプローチ法としてのロングキャスト、その有効性
(2、3は独立でない)
である

1、結果からしてもはや自明(逆、[トップならミノーの後でも出せる]はいえない)。
2、A〜Cよりコース変更による効果ありとまでなら推測できる。
3、まず@Aよりコースを少し変えただけでは効果はないといえる…D。BCDよりナチュラルアプローチの効果ありと推測できる

これはあくまで推測であり証明ではない。
(3において他に比較対照となるアプローチをその状況では行ってない等より)

はぁぁ なんかめんどくさいこと書いてもーた
てゆーか(♯)と@から単純にキャスト精度の差とも考えられる…

ひとつ確かなことは、粘ったら出たってこと。粘れば出るとは言い切れない。
大場所では粘ってみるのも手かも知れない。

クリックすると元のサイズで表示します
0
投稿者:skyfish

assassin

バシャッ

グボン

ドゥパーン

トップウォーター釣りにおいて
バイトは擬音語で表される。

トップウォーターイトウ釣りでもそれは例に漏れない。

だが今回キャッチしたイトウは違った。
音も無くルアーを水中に持ち込んだのだ。

例えてピンと来るのは暗殺者が獲物を仕留める様子。
濁りに乗じてスーっと近づき、音も無く仕留める。
ルアーを操っている当人も気づかないほど静かに…

クリックすると元のサイズで表示します

釣り上げるとルアーはすっぽりと口の中に納まっていた。
(幸い針は舌に一点掛かりだったので速やかに外すことができた)

スーッと近づき
音も無く喰う
さらには正確に口の中に納めていた…

まさに暗殺者の所業(…勝手なイメージ)だ。
0
投稿者:skyfish

清水港で釣れたキビレ
クリックすると元のサイズで表示します
武者を連想させる鎧のようなボディがカッコイイ


鎧というと釣人ならばアカメを連想するだろう

体こうのあるボディ
鋼のような鱗
背中から頭にかけての稜線
ルビーのような瞳

僕は未だ手にすることはおろか挑んでもないが
今、メラメラとアカメへの想いに萌えている…燃えている

************

きっかけは先日ふらりと覗いた海外釣行サイト
そこにはデカデカとナイルパーチを抱く男の写真があった
写真からでも容易に伝わるその存在感、迫力、サイズ
一人の釣人をただのアホに変えるには十分すぎる一枚だった

ナイルパーチ…やば過ぎる…
例えるならクロダイとヒラスズキのキメラだ

しかしナイルパーチはエジプトのお魚 
ツアー料金328,000円〜...(〜ってのが気になる)
社会人でもない自分には遠い遠い夢
フェアリーテールなのだ


だが日本にも居るじゃないか!
負けず劣らずカッコイイ魚が!!

とまあそーゆー訳で寝ても覚めても
アカメのことばかり考えているのだが…
アカメはアカメでおとぎの国の魚なので…
お金貯めてエジプトかオーストラリアでも行った方が
早くね?っと冷静と情熱の間を行き来してます

日本にもっともっとアカメがたくさん居れば…
釣人はもっともっと幸せなんですけどね


0
投稿者:skyfish

(無題)

しばらくほっぽってましたが…

近々更新します
0
投稿者:skyfish
1 2 3 4 5 | 《前のページ | 次のページ》
/9 
 

QRコード

リンク集

 

検索



このブログを検索

カウンター

本日のアクセス
昨日のアクセス
総アクセス数
AutoPage最新お知らせ