シャセリオー展 19世紀フランス・ロマン主義の異才  国立西洋美術館Museum of Western Art, Tokyo

シャセリオー展 19世紀フランス・ロマン主義の異才」プレス&ブロガー 内覧会に行った。

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画像は「展覧会主催者からの提供の公式写真

夭折の画家シャセリオーの展覧会。

11歳で巨匠アングルに弟子入りし、早熟の画家・シャセリオー。

イタリアやアルジェリアなどを旅して異国の風景や人々に魅せられた画家は、

やがてアングルと決別し、独自の絵画世界を追求した。

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また、シャセリオー芸術から大きな影響を受けた

モローやシャヴァンヌ、ルドンの作品も出品されていた。

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シャセリオーが愛した《カバリュス嬢の肖像》、凄い美人!


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さらに、神話や聖書、シェイクスピア文学の一場面等から閃いた、心に響く作品もあった。


上記掲載画像は「展覧会主催者からの提供の公式写真


以下、引用した解説

今日ではフランス・ロマン主義を代表する画家に数えられるシャセリオーですが、
37歳で早逝したことや代表作の壁画が破壊されたこともあって正当な評価が遅れ、
フランスでも回顧展の開催は1933年と2002年を数えるのみです。

本展では、ルーヴル美術館所蔵品を中心に、絵画約40点、水彩・素描約30点、版画約10点、写真や資料などによってシャセリオーの画業全体を紹介するとともに、師や仲間、そしてこの画家から決定的な影響を受けたギュスターヴ・モローやピュヴィス・ド・シャヴァンヌらの作品約20点もあわせて展示し、ロマン主義から象徴主義への展開、そしてオリエンタリスムの系譜のなかでその芸術の意義を再考します。

今回の展覧会は、フランスでもその作品をまとめて見る機会が少ないシャセリオーの作品世界に触れる絶好の機会となることでしょう。


■展覧会の概要  http://www.tbs.co.jp/chasseriau-ten/

■会場 国立西洋美術館

東京都台東区上野公園7-7(JR上野公園口より徒歩2分)
http://www.nmwa.go.jp/jp/visit/map.html

■会期: 2017年2月28日(火)〜2017年5月28日(日)

 開館時間:
 午前9時30分〜午後5時30分
 毎週金曜日:午前9時30分〜午後8時
 ※入館は閉館の30分前まで
 ※シャセリオー展は土曜日の夜間開館はありません。

■観覧料金:

 一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円
 団体料金は20名以上。
 中学生以下は無料。
 心身に障害のある方および付添者1名は無料(入館の際に障害者手帳をご提示ください)。


ミュージアムショップでマルチファイルとレーステープ購入。

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レーステープは、あることに使用予定だが、不足しそう。
4月1日ごろ、上野に行く予定だから、その時、追加購入しようと思っている。

それまで、あるといいな。

最後に

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国立西洋美術館前にあった「予告のポスター」を張り付け!

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企画展示室の階段にあったシャセリオーの20歳の時も自画像も貼り付け!

この企画展、今回日本で最後かもしれない、

ということで主催者のリキを感じた展覧会だった。

「屏風にあそぶ春のしつらえ」展A  泉屋博古館Sen-okuhakkokan

前回に続き。「屏風にあそぶ春のしつらえ」展A

邸宅(洋館)を飾るしつらえ

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※ブログ内での画像は、美術館より特別の許可をいただいた。


※また、作品の単体撮りのブログ掲載は禁止されている。

ただし人物の顔がわからないように入っている時は可。


初公開!菊池容斎「桜図」(画像はすべてclickすると拡大できます)

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右奥に見えるのが「桜図」(前期のみ)

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「桜図」はすでに焼失した上野の寛永寺にあった桜の大木を描いたもの。

中央に大きく桜の巨木がどかーんと描かれた華やかな作品!

花びら1枚まで丁寧に描きこまれていた。


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白磁桜花文花瓶

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明治期の粋な工芸作品も精力的に収集してあり、

今回は二代目川嶋甚兵衛による「猟犬図額」(前期のみ)

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一見絵画風に見えて、実は「川嶋織」と呼ばれる織物でできている。

数千種類の糸を使って表現された技巧品。

川島織物内に後継者がおらず、

現在これを再現するのは残念ながら不可能になっている貴重な織物。


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ウィンドウの右端の花瓶は

伝佐々木庄次郎「半磁器桜花模様花瓶」

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桜の花びらが白い半磁器に丁寧に彫りつけられている華やかな作品。


他にも上質の茶道具の数々、華やかな春を感じる見応えのある作品、
邸宅を飾るしつらえ、典雅な環境、

これらを住友家は財閥主催のお茶会や食事会で惜しげもなく使っていた。


館長や学芸員の話もわかりやすく良かったし、鑑識眼を鍛えられた。一級品を観れて大満足。

招待券をいただいたので、後期も行こうと思っている。


(展覧会開催情報)

「屏風にあそぶ春のしつらえ ―茶道具とおもてなしのうつわ」展は、

2017年2月25日からGW明けの5月7日までの開催。前後期で、かなりの数の展示品が展示替えをします。

◯所在地

泉屋博古館分館
〒106-0032 東京都港区六本木1丁目5-1

◯最寄り駅
地下鉄南北線「六本木一丁目駅から徒歩5分程度

◯展覧会会期

屏風にあそぶ春のしつらえ ―茶道具とおもてなしのうつわ
2017年2月25日(土)-5月7日(日)

《前期》2月25日(土)-3月26日(日)
《後期》3月30日(木)-5月7日(日) 

◯開館時間・休館日

午前10時00分〜午後5時00分(入館は4時30分まで)

月曜休館 、3/21、3/27-29(展示替のため)
◯公式HP
http://www.sen-oku.or.jp/tokyo/








「屏風にあそぶ春のしつらえ」展@  泉屋博古館Sen-okuhakkokan

東京・六本木 泉屋博古館分館にて2月25日(土)から開催される

屏風にあそぶ春のしつらえ−茶道具とおもてなしのうつわ

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のブロガー内覧会に行った。

泉屋博古館(せんおくはくこかん)分館は、

旧住友財閥が収集してき美術品を展示する美術館!

本館は京都にある。京都に行く機会があれば立ち寄ってみたい、と思っている。

ブログ内での画像は、美術館より特別の許可をいただいた。


今回の展覧会で、まず

江戸時代・寛永3年(1626)、将軍家の徳川秀忠、家光の招きに応じ、

後水尾天皇が京都・二条城に行幸する様子を描いた作品を観た。

《二条城行幸図屏風》 作者不詳

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緻密に描きこまれた3200名という膨大な人数と、彼らの服装。

公家・武家・商人・農民と、その服装はきっちりと描き分けられ、

寛永期のそれぞれの階層の人々の服装が忠実に反映されているそうだ。

17世紀前半の作品とは思えないほど良好な保存状態で、非常に貴重な作品だった。

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正面ロビーにあったその拡大の部分図

またビデオ動画で「二条城行幸図屏風」が詳細に解説したが放映されていた。

とてもわかりやすい。


次の屏風絵としては「誰が袖図屏風」(前期のみ展示)に目が行った。

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(解説)clickすると拡大できます。

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春を彷彿とさせる着物。

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着物デザインに興味があった。


油絵で描かれた「春秋草花図のうち「春」香田勝太 

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これは「邸宅をかざるしつらえ」コーナーに展示してあった。

隣はモネの作品。


(解説)

屏風図では、他の作品と異なり、油彩という面でも、これが最も気に入った。

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茶道具

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野々村仁清の茶器

「唐物十九種茶入」「白鶴香合」「鶏撮丸香炉」なども非常に見応えがある。

続きます。

セラミックス・ジャパン 陶磁器でたどる日本のモダン」展  渋谷区立松濤美術館The Shoto useum of Art

渋谷区立松濤美術館

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で開催中の

セラミックス・ジャパン 陶磁器でたどる日本のモダン」展に行った。

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陶磁器でたどる日本のモダン

Ceramics Japan:Tracing Japanese Modern through Ceramics

www.shoto-museum.jp/exhibitions/171celamicsjapan/

詳細は上記のHPへどうぞ!

ここでは明治から現代に至るまでの日本で製造された陶磁器が時代順に展示されていた。

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こうした試みはこの展覧会が初めてだそうだ。


日本の陶磁器はいつの時代も新たなデザインの探求の中で発展を続けてきた。

その日本の近代に絞った陶磁器の展示の数々。

展覧会の構成は以下の通り。

1:近代化の歩み
2:産地の動向
3:発展・展開
4:終章

第1章ーそんな近代化を急ぐ日本における陶磁器デザインの変遷の紹介。

第2章ー各産地で独自の技術開発やオリジナリティを発揮せんとする日本の陶磁器デザイン力を見られる。

第3章ー、「民芸運動」として評価を受けることになる富本憲吉などの作品が紹介されていた。

フランク・ロイド・ライトがデザインした帝国ホテル洋食器などもあった。

また、建築物に用いられた陶磁器も併せて紹介していた。

100年以上の歴史を誇るノリタケもこの展覧会にあった。

我々の生活になくてはならない存在の陶磁器を通して、

絵画や文学作品だけでは伝わらなかった日本人の生活

日本の「近代」を見て取れる。

また、技術革新と新しいデザイン手法を獲得し、

創意とエネルギーあふれる日本のオリジナルを作るという

当時の意欲も感じ取れた。


想像以上に素晴らしかったこの展覧会! 29日まで。


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ここから近いBunkamuraでは「マリメッコ展」が行われていた。

マリメッコのデザインは好きだから

本場の北欧フィンランドで見ようか?と思案中。


すみだ北斎美術館の開館記念展  

開館記念展「北斎の帰還−幻の絵巻と名品コレクション−」に行った。

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北斎通りを2,3分歩くと、

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すみだ北斎美術館があった。

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世界的な芸術家として評価の高い葛飾北斎【かつしかほくさい】


Hokusai Katsushika(1760-1849)は、
現在の墨田区北斎通り付近で生まれ、およそ90年の
生涯のほとんどを区内で過ごしながら、優れた作品を数多く残した。


葛飾北斎 Hokusaiといえば、

アメリカの「ライフ」誌の特集「この千年に偉大な業績を上げた世界の人物100人」に日本人で唯一取り上げられた人物である。

代表作といわれる「富嶽三十六景」を描いたのが70歳の頃だというから驚く人も多い。

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とくに「神奈川沖浪裏Kanagawa oki namiura」のイメージは世界で最も知られる日本の美術作品といっても過言でないだろう。

これを見たフィンセント・ファン・ゴッホが画家仲間宛ての手紙の中で賞賛した、という。西洋近代美術に多大な影響を及ぼした。

また、

これに発想を得たクロード・ドビュッシーが交響詩『海(ドビュッシー)』を作曲するなど、西欧の芸術家に多大な影響を与えることとなった。


興味深かったのは最晩年に精力的の描いた肉筆画だった。写真を撮れなかったのが残念!

江戸時代に90歳で現役とは珍しい! 平均寿命が50歳の時代だから。


展示会場の中の作品は撮影不可なので、会場風景の写真を撮った。

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展示構成は下記のとおり

序章「北斎のイメージ」
1章「北斎の描いたすみだ」
2章「幻の絵巻−隅田川両岸景色図巻−」
3章「名品ハイライト」

約120点の名品


アクセス

・都営地下鉄大江戸線「両国駅」A3出口より徒歩5分
・JR総武線「両国駅」東口より徒歩9分
・墨田区内循環バス「すみだ北斎美術館前(津軽家上屋敷跡)停留所」からすぐ
所在地: 〒130-0014 東京都墨田区亀沢2丁目7番2号
開館時間:9:30〜17:30(入館は閉館の30分前まで)
休館日:毎週月曜日(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌平日)、年末年始
公式HP:http://hokusai-museum.jp/


惜しむらくは、

・まだオープンしたばかりだから、慣れていない雰囲気があった。

・展示が暗くて見ずらいものがあった。

しかし、北斎の作品は膨大で多彩、かつ作風も生涯にわたり変遷しているから果てしない。

ここは、北斎に関わる専門美術館になりそうで、

今後改善していくことに期待している。

両国には、「両国国技館」「江戸東京博物館」に続く目玉施設「すみだ北斎美術館」が増えた。ぜひ訪問してみて下さい!



MOMATコレクション2016秋の展示(回想)その2  国立近代美術館The National Museum of Modern Art,Tokyo

前回の続きです。


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加山又造 KAYAMA Matazo(!927-2004)

千羽鶴 A Thousand Cranes
 
1970 絹本彩色 color on silk 寄贈


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シュシ・スライマン Shooshie Sulamann(1978ー

国家 Negara 2013〜2014

アクリリック他 綿布


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ソフィ・カル Sophie Calle (1953-

ストリップ癖 Stripteese  1988

写真

常設コレクションは時折変えているので、また記録しておきたいと思います。

MOMATコレクション2016秋の展示(回想)その1  国立近代美術館The National Museum of Modern Art,Tokyo

国立近代美術館では12,500点を超える作品を所蔵している。

10月にMOMATコレクションに行った時、
同時開催の他の常設コレクション鑑賞のいくつかの記録をしておきたい。

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古賀春江 KOGA Harue(1895−1933)  

海 Sea  1929 油彩 キャンバス


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清水登之  SHIMIZU Toshi(1887-1945) 

チャイナタウン Chinatown 1929  油彩  キャンパス  寄贈


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岡本太郎 OKAMOTO Taro(1911-1996) 

夜明け(Down) 1948 油彩 キャンパス


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瑛九  EIKYU (1911-1960)

れいめい Down 1937 油彩 キャンパス


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パウル・クレー Paul Klee(1879-1940)

花ひらく木をめぐる抽象 Abstraction with Reference to a Flowrey Tree 1925 

油彩 厚紙(板に張り付け)


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パウル・クレー Paul Klee(1879-1940)

小さな秋の風景 Small Autumn Landscape 1920

油彩 厚紙(板に張り付け)


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ワシリー・カンディンスキー Wassily Kandinsky(1866-1944)

全体 the whole 1940

油彩 キャンバス 

画像の関係で次に続きます。

東京国立博物館本館で  東京国立博物館 Tokyo National Museum

これまで東京国立博物館に行った時、本館の常設展も鑑賞することが多かった。膨大な量に鑑賞するのみで、いつも写真は撮らなかった。

常設展は随時、展示を変えている。

今回は「平安の秘仏」を鑑賞した後、本館をざーっと巡って印象に残ったものを記録しておきたい。

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馬の鞍


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平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち  東京国立博物館 Tokyo National Museum

先日、 東京国立博物館で時間が足りなくなって鑑賞できなかった特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」に、ようやく行くことができた。

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本館 特別5室に入ったら、会場の中央に鎮座する本尊の

「十一面観音菩薩坐像」が目に飛び込んできた。迫力満点!

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(画像は隣の部屋のグッズショップで購入したポストカード)

写りが悪くてすみません。

像高が3mもあって、台座と後背を入れると5メートル以上に圧倒される。

日本最大の十一面観音菩薩「坐像」重要文化財

平安時代・10世紀 滋賀・櫟野寺(らくやじ)蔵

像の周りは360度周れる。

目の当りに見て実に素晴らしい仏像である。


櫟野寺(らくやじ)は、滋賀県甲賀市に存し、10世紀頃には甲賀における仏教文化の中心として栄華を誇ったと伝えれている。

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重要文化財に指定される平安時代の仏像が20体。

そのなかで気に入ったのは

薬師如来坐像

おおらかでタレ目。像高2.2m

観音菩薩立像

目が釣り上がった細身の像。このタイプは「甲賀様式」と言うそうだ。


地蔵菩薩坐像

金ピカの地蔵菩薩像は珍しい。


普段は大きく重い扉に閉ざされる秘仏たちである。

寺外で展示する初めての機会とのこと。

次にお寺で拝観できるのは2年後だそうだ。

仏像めぐりが趣味でない人も見てよかった、と思えますよ。


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12月11日(日)まで

この後、常設展に行った。

これも見るべきというものがたくさんあった。

それは後程。




風景との対話 コレクションが誘う場所  損保ジャパン日本興亜美術館 Sonpo Japan Nipponkoa Museum of Art

東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で行われたブロガー内覧会に参加した。

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「風景との対話 コレクションが誘う場所」

The Exhibition from the Collection of Seiji Togo Memorial Sompo Japan NipponKoa Museum of Art

(構成)

第1章 フランスのエスプリ Landscapes of the French painters

第2章 東郷青児の旅 Scenery of Seiji Togo's Travel

第3章  日本の風土 Embodiments of the Japanese cultural climate

第4章 異国の魅力 The Call of Foreign Country

第5章 意識の底の地 Lands of the unconsciousness

第6章 日常の向こう側 Beyond our daily life

第7章 世界の感触 The feel of your world

第8章 思い出のニューヨーク州 State of New York in her memory


当館が収蔵しているコレクションから風景画81点が展示されていた。


(作品の撮影は特別許可を得ておりますが、1点もので個別撮影は禁じられております)。

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右がユトリロの「モンマルトルのサクレクール寺院」

ユトリロといえば、壁などの色に用いられた独特の白が印象的である。
しかし、これは後方のサクレクールのみ白色なのが珍しかった。
今回、初公開!


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ニューヨーク州の田園風景を描いたグランマ・モーゼスの作品群

往時の農作業は住民たちの共同作業がうかがえた。

あったかい気持ちにさせる。

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当館公募展FACE 受賞者の作品

地道で緻密な作業の作品だった。


作品リストは、こちら

http://www.sjnk-museum.org/wp/wp-content/uploads/2016/10/20161126_list.pdf


世界の各地を描いた東郷青児、20世紀フランスの画家17名と、近代洋画の大家・有島生馬と岸田劉生、日本画の山口華楊と東山魁夷、さらに現在も活躍中の山本貞、大津英敏、櫃田伸也等の作品があった。

風景画は理解しやすいけれど、中には心象画のような抽象的な表現もあって興味深かった。


開催概要

会期    2016年11月26日(土)〜12月25日(日)
休 館 日   月曜日
会場     東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
〒160-8338新宿区西新宿1-26-1損保ジャパン日本興亜本社ビル42階

開館時間
午前10時−午後6時(入館は閉館30分前まで)

■観覧料
一般:600円(500円)
大学・高校生:400円(300円)  ※学生証をご提示ください
中学生以下:無料        ※生徒手帳をご提示ください
障がい者とその介護者(1名まで):無料
※障害者手帳「身体障害者手帳」「療育手帳」「精神障害者保健福祉手帳」をご提示ください。ただし、被爆者健康手帳をお持ちの方は、ご本人のみ無料。


Zen 特別展「禅―心をかたちに―」展Pt.2  東京国立博物館 Tokyo National Museum

前回の続きです。Zen 特別展「禅―心をかたちに―」展Pt.2

白隠は生涯10,000点の「禅画」を確立した。

(画像は購入したカタログより))

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白隠筆「円相図」 468×556cm / 江戸時代 18世紀/ 東京 永世文庫蔵

古来より悟りの象徴として描かれた円相は、禅僧が弟子を指導するために用いたとされる。

一気呵成に大きな円を描くのはなかなか難しい。


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白隠墨跡 「百寿字」 江戸時代 1767年(明和4年)

「寿」の字をさまざまな書体で百文字書いた墨跡で、

絵画同様に白隠らしい力強い筆使い。

白隠は高僧であるが、あくまでも禅僧という立場であり、狩野派や土佐派などの画壇に属する画家ではないから画風に束縛がなかった。

しかし、「達磨像」に象徴される作風は禅画の代表例として評価が確立されている。


時代を超えて、現代アート作家にも影響を与えているようだ。

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「禅が好んだモチーフ」 

龍と虎

蜘蛛を呼ぶ龍と風邪を起こす虎、その神秘的な力を対峙させることは、風雲に遭う覇者の姿であると、室町時代に武将や禅僧の間で好まれたという。

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狩野山楽筆「龍虎図屏風」 

六曲一双 安土桃山時代〜江戸時代  京都 妙心寺蔵

虎だけでなく豹も描いていた。虎とともに豹を描くのは日本画の特徴らしい。


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狩野探幽筆「南禅寺本坊小方丈障壁画のうち龍虎図」

17面のうち8面 江戸時代 17世紀 京都南禅寺蔵


その他に禅は「茶道」文化にも影響を与えている。陶器の展示もあった。

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中国人仏師の作 「十八羅漢像のうち羅古羅尊者」 江戸時代 1664年(寛文4年) 京都 萬福寺蔵

羅漢とは釈尊の弟子の中でも優れた修行僧をいう。

その中の一人の羅古羅尊者は、顔が醜かったとも伝えられるが、
胸を開いて見せ、心には仏が宿っていることを示している。

つまり、私たちの心の中には、もともと仏心が備わっていることを忘れることなく精進することが大切である。ということですね。


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出口付近に顔はめパネルがあった。誰もが仏様になって写真を撮っていた。


禅の心を絵や工芸、彫像で現した一級の日本美術の名品がずらりとあって

見ごたえ十分だった。

ここに2時間半、閉館の少し前までいた。重く響いた芸術の数々。

次に行こうと思っていた特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」に行かれなくなってしまった。

はて、12月11日までだから、それまで行けるかな?



Zen 特別展「禅―心をかたちに―」展Pt.1  東京国立博物館 Tokyo National Museum

昨日の午後、東京国立博物館 はケヤキの木が紅葉になっていた。

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東博平成館で開かれている禅師250年遠諱記念 特別展「禅―心をかたちに―展(後期)<に行った。やっと行けた最終日!

そういえば、私が禅を意識したのはアメリカ滞在の時だった。
アメリカ人学生からZen,Wabi,Sabiをふられた。日常的にそういうことに意識していなかったので答えに戸惑った思い出がある。

日本の禅(Zen)が海外に知られるようになったのは第二次大戦後に鈴木大拙が禅についての著作を英語で著し、日本の禅文化を海外に広くしらしめたことの影響がある。

今回、こうして展覧会に行くことができた^v^

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(展覧会の構成)

第1章「禅宗の成立」

第2章「臨済禅の導入と展開」

第3章「戦国武将と近世の高僧」

第4章「禅の仏たち」

第5章「禅文化の広がり」


展示作品で印象に残ったものを記録しておきたい。

会場の入口に展示されている「達磨像」

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白隠慧鶴(はくいんえかく)筆、江戸時代・18世紀。

解説には、「禅を庶民にまで広めた白隠の代表作」とあった。

なお本図は、看板の右側(部分)や入場券にも使われていた。

最大級の大きさ。巨顔かつ巨眼、見る者を圧倒的する迫力だ。

達磨に始まり日本に伝わった禅。ここから時空を越えて長い旅に出発いただく」とある。

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「慧可断臂図(えかだんびず)」国宝

雪舟等楊筆 室町時代 明応5年1496年(明応5)愛知・齊年寺蔵

坐禅をする達磨に向かい、神光(のちの慧可)という僧が弟子となるべく己の左腕を切り落とす決意のほどを示した名場面。

画面全体を覆い尽くす重々しい岩壁と、微動だにしない両者の姿。
異様な静寂が緊張感を生み出し、隔絶した雰囲気。雪舟77歳の大作

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白隠 墨画 江戸時代  18世紀  大分 見星寺蔵


有名な禅の名場面」「慧可断臂図」も白隠の手にかかれば達磨と慧可がばらばらに描かれていた。左腕は切る前でまだつながっている。  個性的!


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「臨済義玄像」一休宗純賛 伝曾我蛇足筆 室町時代 15世紀 京都・真珠庵蔵

臨済宗の宗祖、臨済義玄(?−867)は、棒や喝を用いる峻烈な家風、「臨済将軍」とも評される。
この臨済像は、通常の禅僧肖像画の穏やかな表情と異なり、怒るように眉間に皴を寄せ、眼を剝いている。
口を開いて一喝し、拳でこちらの胸を突く雰囲気。顔や手の表現により、臨済禅の激しい家風が示されている。

戦国時代の武将たちは、禅僧に帰依して指導を受けていた。

これにより、各地の禅宗寺院が大名の庇護を受けて繁栄した。

私の知る限りの一般的な日本史に出てくる肖像画としては竹田信虎、織田信長、豊臣秀吉、長曾我部元親、伊達政宗、黒田長政などがあり、そのほかにもたくさんあった。

禅は武士と密接な関係があったのだった。江戸時代の臨済宗は、曹洞宗などの隆盛によて衰退していたが、白隠の布教によって庶民にも信者を獲得し、勢いを取り戻すことになった。

だから、白隠は「臨済宗中興の祖」といわれる。

後編に続きます。



「奈良美智が選ぶMOMATコレクション」63点を鑑賞した後、
1階に下りて企画展「トーマス・ルフ展」に行った。
写真家トーマス・ルフについて、なんの知識もなかった。。


ここでトーマス・ルフ(Thomas Ruff)についてのメモ

トーマス・ルフは1958年ドイツ生まれ。

「ベッヒャー派」として、1990年以降、現代の写真表現をリードしてきた存在。

*「ベッヒャー派」デュッセルドルフ芸術アカデミーでベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻に学んだ写真家たちのことを総称する。
他にアンドレアス・グルスキーやトーマス・シュトゥルートがいる。



日本の美術館で開催される本格的な回顧展は今回が初で、全18シリーズ、122点の作品で構成されていた。


面白かった点


「jpeg」シリーズ

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jpegとはデジタル画像の圧縮方式のひとつで、現在、全世界で使用されもっとも標準的なフォーマットの名称。

大判の写真でも、遠くまで離れたら、普通の写真に見えるけど、
近くに寄ると格子状のドットが目立つようになり、
まるでシスラーの点描画のように見える。

圧縮率を高くするとモザイク状に劣化してしまうJPEGフォーマットの特性を作品に活かした作品が面白かった。

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これは思い出したくない9.11の悲惨な写真だったけど、
この煙の部分をみると説明がわかりやすかった。

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press++シリーズ 

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昨年の最新作 

「press++」は世界初公開。

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素材は古色を帯びた報道写真のアーカイブ。

画像面と裏面を同時にスキャンし、一枚の画面に統合し文字や数字は本来は裏面にあったもの。画像に関する情報が写真画面上に現れていた。


今や写真は誰でも撮れるものであるが、トーマス・ルフは、さままざまなテクニックや加工技術を駆使して、その時代のメッセージを発信しているように思えた。。

トーマス・ルフの作品全般をみて思ったことは、「写真」を自由な発想で作り上げてきたということだった。つまり、絵画も写真も共通性があり、同じ感性のもとに創作できるということなのだろう。



13日(日)まで。。

この後、MOMATコレクション展に行った。


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トーマス・ルフの作品は常設展示コーナーにあったけど、ぶれてしまった。本物はもっと鮮やかな色使いだった。



MOMATコレクション 近代風景〜人と景色、そのまにまに〜  国立近代美術館The National Museum of Modern Art,Tokyo

良く晴れたけれど、風が冷たい日に国立近代美術館に行った。

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まずは、「奈良美智がえらぶ MOMATコレクション 近代風景〜人と景色、そのまにまに〜

この展覧会は日本と海外で活躍する現代作家奈良美智(Yoshitomo Nara)がMOMATOコレクションから選んだ63点の展示だった。

現代作家が自らの思想と感性で所蔵品をセレクトすると、通常の展示とは違った視線だろうととても興味深かった。


奈良美智の本展のインタビューの概要

「自分の感性を育ててくれたのは音楽と文学、四季豊かな自然と地方の文化、そしてモノが溢れる前の生活だった」。

「美術史にとらわれることなく、自分の心にすっと入ってくるもの、自身のスタイルができるまでに見てきたものから選んだ」。

「大学時代の恩師である麻生三郎や、麻生とともに戦争の時代を生きた松本竣介。村山槐多のたくましい少女像や、榎本千花俊の女性像など。奈良は美術史にとらわれることなく好きな作品を選んだら、主に1910〜50年代の人と景色を描いているものにしぼられた」。


展示リスト
www.momat.go.jp/am/list_nara_selection2016/



すべて撮影可だったけれど、いくつかを記録しておきたい。

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奈良美智《Harmless Kitty》1994年 東京国立近代美術館蔵

アクリリック・綿布 150.0×140.0cm

奈良がドイツに住んでいた頃に描いたもので、

タイトルは「悪意のない/罪のない子猫ちゃん」

と訳すことができます。画面を見る限りでは性別は不明、猫のキグルミは、突飛に見えるかもしれませんが、それがあることにより、私たち見る側のまなざしが「Harmless Kitty」のまなざしとストレートに向き合うようになっているわけです。しっぽの部分に見られるように描き直しが視認できるように、つまり、意図的に残されているのも、見逃せないポイントです。
(解説より)

これは、ここではなくて
別にある常設展示のMOMATコレクションのハイライトコーナーにあった。


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古賀春江 月花 1926 油彩 キャンバス


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横山潤之助 裸婦 1926 油彩・キャンバス


画風は違っても、彼の創作するものに潜在意識としてあるような、また、彼の目を通した作品の新しい魅力を発見する機会となった。

11月13日(日)まで。。。


次に 写真家トーマス・ルフ展に行った。続きます。




大原美術館 Ohara Museum of Art  東京以外Other than Tokyo

倉敷美観地区にある大原美術館に行った。

ご存じ、大原美術館は西洋美術、近代美術を展示する日本で最初の私立美術館。

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倉敷の実業家大原孫三郎(1880年–1943年)が、自身がパトロンとして援助していた洋画家児島虎次郎(1881年–1929年)に託して収集した西洋美術、エジプト・中近東美術、中国美術などを展示するため、1930年に開館した。西洋美術、近代美術を展示する美術館としては日本最初のものである。

第二次大戦後、日本にも西洋近代美術を主体とした美術館が数多く誕生したが、日本に美術館というもの自体が数えるほどしか存在しなかった昭和初期、一地方都市にすぎなかった倉敷にこのような美術館が開館したのは画期的なことであった。ニューヨーク近代美術館の開館が1929年であったことを考えれば、創設者大原孫三郎の先見性は特筆すべきであろう。
(Wikiより)

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2階から見た眺め

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館内はゆったりと展示してあり、座ってゆっくり鑑賞できるスペースが随所にあった。

エル・グレコの「受胎告知」の前では座って鑑賞した。

この後、大原美術館分館に行く。

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芝生にはイサム・ノグチ等のオブジェ。

分館には明治から現代までの比較的新しい作品たちを多く所蔵してあった。

地下では現代美術の作品がたくさんあり、

新しいアーティストたちを発掘している姿勢が伝わった。

次は倉敷美観地区巡りといこう。




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