2017/9/9

中高年の山岳遭難が増えている  短歌

新聞によると、警察庁の調べでは今年の7〜8月の山岳遭難件数が611件であったそうだ。5年連続で過去最多を記録した前年同期に比べれば49件下回ったそうだが、600件超えは年連続の高いレベルである。年代別では60代以上が51.3%を占め、過去初めて過半数となった。遭難者のうち、死者・行方不明者は20人増の68人となり、過去3番目に多かったそうだ。

私の所属する登山クラブでは「安全第一」を基本理念としており、「山で死んではいけない」という「山と渓谷社」の本を共通の教科書としている。文字どおり安全な登山を最優先して、決して無理はしない、一番体力のない遅い人に合わせた計画作成と当日の実行を心がけている。

先般の東北遠征登山においても、日本百名山4座のうち最後の鳥海山だけは、登山日を前後2日間くらいずらしても悪天候が回復しないことがわかったため、登るのを断念し1日繰り上げて帰ってきた。特に4人のうち私だけは、岩手山においても自分のペースで登っていては元々11時間半の計画がもっと長くなるなど、3人に迷惑をかけるのではないかと判断して、一人だけ5合目で引き返してきた。

山を愛するかぎり、と言うとカッコよすぎかもしれないが、高齢になってもできるだけ長く山歩きを楽しみたいのならば、「せっかく時間とお金をかけてここまで来たのだから」などという、その時の気持ちだけで判断・行動してはいけない。無理をすれば、遭難をして周囲に心配や迷惑をかけたり、ひどい場合には大切な命を失いかねない。一旦は遠回りするくらいの余裕というか覚悟が必要なのだとつくづく思う。
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