2017/8/27

東北遠征登山と、宮沢賢治の世界  短歌

20日から26日の1週間は同い年の親友達でつくる「四人会」で東北の百名山4座に挑戦する遠征登山の旅に出た。それらは、岩手県の早池峰、岩手山、岩手県と秋田県にまたがる八幡平、そして山形県と秋田県にまたがる鳥海山である。標高としては最も高い鳥海山でも2236mだが、東北の山の気象は3000m級のそれに匹敵する険しいものがある。

このため、4人は何ヵ月も前からトレーニングを実施して、身体を絞り脚力や心肺能力を強化して本番に臨んだ。ところが、出発直前の現地の天候は記録的な長雨であるという。現地に着いてみると、雨のすき間を縫って早池峰と岩手山には登れたものの、八幡平はレンタカーで山頂までは行ったものの雨とガスと強風のため這う這うの体で下山した。名峰岩手山は奇跡的に何とか登れたが、11時間を超えるロングコースのため私だけは5合目から引き返した。最終目標の鳥海山は、前後3日間とも雨の予報のため断念し、1日繰り上げて帰阪することにした。

5日目は八幡平に登るために借りたレンタカーで仙台まで行くことにしたが、その途中で花巻の「宮沢賢治記念館」に立ち寄ることになった。私は15年くらい前に出張の折に訪れて感動したことがあり、他の3人は行ったことがないというので、私が提案したのである。

雨の中をようやくたどり着いて入ると、レイアウトなど館内の様子は大きく違っていた。それも当然か。自筆の詩歌や童話だけでなく教員時代の自作の教材や文書などが、科学、芸術、宇宙、宗教、農など、いくつもの分野に分類されて展示されている。37年という短い人生の中でこんなにも多くの分野で足跡を残していた人物とは知らなかった、というのが4人に共通する感想であった。

彼の作品は、詩が約800篇、童話が約100篇、短歌が約900首、その他俳句や戯曲など多数にのぼる。彼は愛する故郷の岩手県を実在するドリームランドとして「イーハトーヴ」と名付け、その豊かな自然と4次元宇宙を科学的な視点でとらえた。また妙法蓮華経に深く感動して、その教えに近代科学の知見を加えて創作し、苦労の多い農村生活を明るく豊かにする努力を尽くした。

科学者という軸をベースに、実に多彩な業績を残した宮沢賢治の世界にも触れることのできた今回の遠征登山(旅行?)であった。
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