2017/8/18

ある政治家の意外な側面  短歌

日経新聞の8月の「私の履歴書」を書いているのは、自民党副総裁の高村正彦氏である。マスコミでもあまり大きくは取り上げない人物であるせいか、これまではあまりよく知らない人物であったが、毎朝読んでいて、この人の意外な側面を知って、目からウロコの印象である。

数日前には、昔から「トラブルシュータ―」と言われる、ということを自身でも書かれていたが、国際的な場面でも外交上の厄介なトラブルや国家の危機に関わる大きなトラブルの際にも、ぶれない見識と広い国際人脈を駆使して乗り切ったことが何度もあるようだ。

昔から思うのだが、野球でもファインプレーといわれるものの中にはスタートが遅れたためにファインプレーに見えた、というようないわばマッチポンプのようなものも含まれていることが多いが、本当のファインプレーとは、派手さはなくごく当たり前のようにこなしているものが多い。いわば玄人好みのファインプレーといえるだろう。

記事を読んでいて感じるのは、氏にはそんな「真のファインプレー」の数々があるということである。外交においても、どちらかへ振れ過ぎたら反対側へ戻すとか、外務大臣になってすぐの外務省内の演説の中でそれまでタブー視されていた「国益」ということばを使うことがあった。また日本のODA(対外援助)とはばらまきではなく、敗戦から立ち直ってきた経験を伝えるのが日本流であって、いわば魚を与えるのではなく釣竿を貸して釣り方を教えるようにするのが日本らしいODAである、など、氏の考えには膝を打つものが多い。

何かと、独走と思い上がりが目立つ現在の総理大臣よりは、よほどその任にふさわしい器を持っているのではないか、と思いながら毎日楽しみにして続きを読んでいる。
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