2018/1/6 | 投稿者: naoko

SHOJI & NAOKOです。

昨年末から新年の5日まで二丈山荘で過ごしました。
いつもながら海や山に囲まれ自然の変化を味わい、エコライフを楽しみました。

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今年はそれぞれの家族がぞれの都合でバラバラに訪れることになった。
社会人になっている二人の孫はもうお年玉は卒業になったが、後の3人
はそれが楽しみで来てくれているようでもあった。そして毎年のように
トランプや人生ゲームのバージョンアップ版で楽しんだりもした。


とりわけ四日の日は大学生になった孫が入学早々に取得した自動車運転免許
を活用したいらしかったので、彼に運転を任せることにして久し振りに唐津
市呼子港に出かけた。落ち着いた運転振りだったのでSHOJI & NAOKOは安心
して乗せてもらうことができた。

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目的はもちろんのこと「いかの活き造り」。
新鮮ないかのお造りを堪能したのでした。家族の歴史もどんどん移り変わ
るものだなあ、と実感したのでした。
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今年もまた福岡人間関係研究会やその周辺で楽しい企画に参加したいと
思っています。どうか皆様、今年もよろしくお願いいたします。
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2017/12/1 | 投稿者: naoko

〜そして今回第5回も持ちまして由布院EGをおわりにすることになりました〜

SHOJI & NAOKO です。

今年の秋も由布院、『櫟屋』の周辺は美しい紅葉に囲まれていました。
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今回の参加者はスタッフも含めて20歳代〜83歳まで各年代の男女14名が
2泊3日ゆっくりと充実した日々を過ごすことが出来ました。
東京、名古屋、大阪、広島、福岡、大分、長崎、鹿児島、沖縄からの集合
でした。
前泊して由布院を楽しまれた人、瀬戸内海を客船で前泊後泊という素敵な
プランをたてて参加する人もありましたし、鹿児島のお二人はJR久大線の
鉄橋がまだ復旧していないため、福岡空港まで飛んでから高速バスを利用
されるというルートを選ばれました。
また暖かい沖縄から参加された人は晩秋の由布院に来て温度差を感じなが
らも沖縄では観られない紅葉を楽しまれました。

こんな風にそれぞれが由布院ににたどり着いたことでもう半分満足状態!!
そしてグループ内でも各自が自分を大切にする時間を持てたように思います。

ただ、SHOJIの個人的な事情として、だんだんと「聞こえ方」の状態が悪く
なってきていて、今回をもってエンカウンターグループ主催は遠慮すること
にしようと決断するに到りました。
今後は執筆や講演や講義など、これまで積み上げてきた仕事で発信をして
社会参加出来ることを考えています。
早速今週末は大阪の創元社で開催されるPCAGIPのワークショップにNAOKOも
共に講師として参加することになっていますし、その後のスケジュールも
詰まっています。

由布院エンカウンターグループの終了については少し寂しいですが・・・、
今後共によろしくお願いいたします。

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2017/10/2 | 投稿者: naoko

NAOKOです。

     未来を想定して不安をなくす対話法
  ー 未来語りの対話法(Anticipation Dialogues)ー

上のタイトルは『オープンダイアローグ』
(ヤーコ・セイックラ/トム・アーンキル 著 高木俊介、岡田愛訳)第4章の
見出しに掲げられている。

AD(アンティシペーション・ダイアローグ)に関する研修は前回SHOJIが投稿したケロプダ
ス病院のOD(オープンダイアローグ)より日程としては先に行われていた。

AD研修は8/13日にヘルシンキでADの創始者トム・アーンキル氏による1日ワーク
ショップが行われたのが皮切りだった。これはヘルシンキのホリデイイン会議
室で行われた。14日は移動日で西ラップランド地方のロバニエミ市に移動した。
15日は市役所の職員でコ・オーディネーターをされているユッカさんの行政に
おけるADの導入について話を聞き、午後からは実際にファシリテーターとして
活躍している4名の方々と会見。午後の後半はファシリテーター研修中の6名の
方々と会見した。午後のことについては既にBでSHOJIが記述している。
16日はこのところロバニエミ市で検討を迫られている「福祉と医療」統合の件
についてAD方式でコミュニティ会議が行われている様子を視察した。


<トムさんとのワンデーワークショップ>

社会学者で論客であると知らされていた私は会議室に入られるトムさんを拝見
して、直ちに柔らかい物腰のどちらかというと好々爺“トムさん”に認識が変
わった。暖かい雰囲気で日本の一昔前の言葉で例えると「ロン毛」だった。

現在、地域で多種職ネットワークとのプロジェクトに関わっておられることか
ら、単なる理論学者ではないことは分かっていたが、実際一寸驚きだった。

「昨日まで子ども達家族と共に1ヶ月のヨット旅行をしていて終えたばかりだ」
とおっしゃる。ヨーロッパの方々はほぼもれなくゆっくりと夏休みを楽しんで
おられるのだ。と改めて分かった。

トムさんは教師時代、平和に関心を持ち結構過激な平和運動家であったらしい。
しかしこの活動の在り方に挫折感を持ち、社会政策(複数の専門分野の人々の
ネットワークと対話に関心を持ち実践と研究に携わるような)で世界平和を、
の方向に転換された。とイントロで話された。

すなわち、個人は一人一人ユニークな存在であり、あるカテゴリーにはまる人
は誰もいない。しかし一方、人は経験知からカテゴリーを作り始めることが多
い。経験知を当てはめると、個人を無視することも多くなる。

ダイアローグはユニークな個々人を大切にしていくプロセスである。と受け取
った私は、私の日常の臨床体験との間に違和感がないことにそのとき気づいた。


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さて、実習がはじまる前にトムさんは上のようなフィンランド語の文を書いた。
通訳のMORISITAさんが日本語にしてくれたところによると。「今日一日が充分
よい日だったことは 何を根拠にそう言えるか。」という言葉だった。この時
点から、もうトムさんは肯定的な未来像をイメージしようと誘いかけていた。

<一つ一つの声をきちんと聴こう>のロールプレーが始まる。
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ODは治療が目的で、精神科病院から始まった患者や家族の継続的治療に比べ
ADは危機状態というよりはじわじわと問題性(不登校などの)が重なり続い
ている個人や家族が、いくつかの専門機関ですでに処遇されていて、十分納得
のいくプロセスをたどっていないことが多い。それらをネットワークミーティ
ングという構造を創って、その問題を乗り越えようとする考え方にである。

トムさんが明示した構造を箇条書きにすると
@ ファシリテーターは二人 (一人は紙やボードに記録する)
A その二人は自分の役割に徹し、二重の役割を持たない
B ファシリテーターは、外部の人が当たりファシリテーター訓練を受けた人
C 不確実性を守るために、例えば誰かからアドバイスが出ることを防ぐた
  めに特定の質問をする(例えばこのロールプレーではファシリテーターの
  トムさんは「あなたの心配事を言って下さい」と発言していた。
  この質問により、グループミーテイングの不確実性を守り個を守る。
D 一人一人は関係性の中の個である。
これらは日本のヒエラルキーの中でどう受け入れられるか?話題になった。

要は核となるのは「個を守る」こと。これを社会がどう守るのか。相手の
不確実性をどう守るのか。方法論を直に適用するのではなく「個を守る」哲学
から社会を変革していくのだとトムさんは伝えておられた。

<ファシリテーターの方々とファシリテーター訓練を受けている方々との会見>
われわれが訪問したロバニエミ市でファシリテーターを実際にされている方々
と訓練中の方々に会見したことは既にブログのDで投稿している。

ここでは会見した市役所内の写真を何枚か上げておくことにする。
市役所が入っているシティホールや隣にある図書館はフィンランドの誇る建築
家の設計やデザインによるものです。
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ロビーには市役所や、図書館などの縮尺模型が置かれていた
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ドアノブの“曲がり”が特長らしい
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間仕切りが木材でできており日本的
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われわれが使った部屋の入り口部分、奥にライトが見える
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部屋にはダイアローグ用のボードや大きなロール紙が常に準備されている

<ロバニエミ市での市民や当事者参加の大きなミーテイング>
今、フィンランドでは「医療と社会福祉」が統合されようとしているようで
ラップランドの各自治体でどのような体制をとって行くか検討されている。
それをここではADの考え方で進行していて総括の時期にあるらしい。
この施策が施行される2019年に「それぞれ市民は過ごしよくなっている」
という未来イメージから対話が進められていた様だが。会場が広いし、
市長の挨拶や、シンポジュームの様なときもあり、分かり難かった。
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<トムさんの考える「対話」のBefore & after>
対話の前 → それぞれ異なった独自の見方を持っている。
対話の後 → 異なってはいるがより豊かになった独自の見方に変化し、
       そして参加者それぞれが共同作業に占めている位置のみならず
       様々な立場についてのよりよい理解が増す。
同じ見方ではなく、より豊かなパースペクティブ(未来の見通し)が得られる。


私は、個を大切にして聴く時の姿勢として「不確実性に耐えることで相手は変
化プロセスをたどる」という哲学が最も心に残った。
このシリーズのNAOKOの投稿はこれで最終にします。読んで下さりありがとうご
ざいました。SHOJIはあと一回は投稿すると言っています。後をよろしく。

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2017/9/27 | 投稿者: shoji

SHOJIです。

     オープンダイアローグとケロプダス病院

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以下東亜大学大学院での研究会で使ったレジュメから転載した。

<ケロプダス病院見学・スタッフとの対話>
@ オープンダイアローグの7原則
・・・1,即時の対応
・・・2,ソーシャルネットワークが参加すること
・・・3,個別的、具体的なさまざまなニーズに柔軟に対応
・・・4,責任を持つこと
・・・5,心理的連続性の保証
・・・6,不確実性に耐えること
・・・7,対話が行われること  (「オープンダイアローグ」;P58-P66)

➁ 参加したスタッフ
病院スタッフ・・・ミアさん(看護師)、トミさん(心理士)、
        アンリさん(心理士)、ユーリさん(精神科医9
視察スタッフ・・・SHOJI,NAOKO,Tさん、Iさん、Mさん夫妻、Tuさん、MTさん、
Hさん、YOさん、Nさん、Kさん、ツアコンMさん、通訳MRさんなど。

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スタッフルームの一部分の壁には、病院全体のスタッフ名を自らムーミン
キャラに擬えて紹介している。

B SHOJIの学び
この時の対話は録音されているらしいが、今回はSHOJIの主観的ないし
一人称的、個人レポートであることを明確にしておく。SHOJIとNAOKOの
当日のメモを参考に、SHOJIがまとめてる。当日の参加者はそれぞれ共通な
或いは異なる意味づけ体験をしていると思う。SHIJIが学んだこと、2017年
時点で感じていることである。

・SHOJIが感じたODの特徴
1,クライエントさんの、それぞれの人の「人生が優先」「医療が優先で
ない」
2,当事者、クライエントの選択に優先権を置き、決定権を大切にする。
3,様々な決定はクライエント、ないし、当事者の現前する所で行われる。
4,ODは「方法でない」「イデオロギーである。」
5,ネットワークを活かして行う支援である。
6,バフチンが思想的バックになっていること。多声など。
7,地域性、ロバ二エミの文化、社会の重要性。
8,脱施設化


C スタッフとの対話から印象に残っていること。 順不同

トミさん
1,ODは方法ではないと叫んでくれた心理士  2,エビデンス主義の潮流の
中で、事例論文で生きていくシビアさ、でも取り組んでいる挑戦性に思わず
エールを送った。 3,博士請求学位論文を書いている。原稿をわれわれに
送ってくれた。 4,方法とすると結論を求めてしまう。 5,病名をつけない
で感謝されていることもある。 6,「この病院で生きている人だなあ」

ミアさん
1,チームの組織の作り方、 ヒエラルキーの変更 2,スタッフ相互の声を
聞くため、ファシリテーター訓練(レフレクティング) 3,チームワークが
大切 スタッフルームの雰囲気作り  4,クライエントだけでなくスタッフ
自身の考えの相違などを理解 5,自分が安心してしゃべれる場であること
6,二人チームで対応している。 7,早期介入の重要視。最初に電話を受け
た人が、その事例を担当する。以後も二人が中心に担当する。 8,ODモデル
を試行錯誤から作り出した自信と誇りを感じた。

ユーリさん
1,医学部ー産婦人科ー精神科医 2,患者さん自身が自分を一番よく知って
いることを理解している人  3,聴くことの大切さ 4,クライエントさん
自身が自分自身の専門家であるという認識  5,優しい柔らかい感じの人。

アンリさん
1,ほとんど個人的には話す機会のなかった人  2,全体を見渡しグループ
で何が起こっているかよく見ていた人  3,NAOKOの記録ノートを見て「芸術
品」と私に話した。 4,昼食会場への案内、レフレクティングの時の案内を
ミアさんと役割分担していた。 5,EGに関心を示した柔らかい観察者。

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病院敷地内の小さな小屋は喫煙室らしい
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2017/9/18 | 投稿者: shoji

SHOJIです。

日本社会の未来像を巡って
   ー フィンランド旅行からのヒント・学び ー

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T はじめに

今回の10日間のフィンランド研修旅行体験は私にとっても大きなインパクトが
あった。未だに余震が続いている。

トムさんの社会変革論、ユッカさんの社会的実践、ファシリテータ養成のシス
テム、ミアさん等の病院における精神科医療の大改革の一端に触れることが出
来た。

森下さんの名通訳とフィンランド社会論、ムーミン哲学の解説。むらいさんの
企画はじめマネージャーのご苦労があって成立した「学びの旅」だった。NAO
KOもこのことには触れている。

もう一つは我々と接触した人たちが、生き生きと自分を語ってくれたこと、も
大きい。私がフィンランド好きになっている大きな要因である。

フィンランド首都ヘルシンキのトラムで、公立の図書館で、郵便局で、サンタ
クロース村で出会った人たちの優しさ、ゆっくり感、総じて自分らしくゆっく
り生きて生きている感じだった。
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この感触が旅行中の私の気持ちをゆったりと安心させていたと思う。
同行した仲間のサポートも大きいことはすでに触れた。

人口549万人のフィンランドの人たちはどんな生活をしているのだろうか。
私達も1968年からエンカウンターグループを通じて生まれてきた「ばらばらで
一緒」という人間の在り方を大切に育て、守ってきている。私は社会変革だと
確信している。

「一億総活躍」「人生100年時代の戦略」といった日本政府のスローガンとは
異なる。そこには「一億」とかの言葉があるだけで一人一人の人間が見えない。

戦争中に育った私としては、とても恐ろしい言葉である。「一億総〇〇」など
日本の歩む方向が一人一人の生き方を尊重しない方向に歩き出していて、気持
悪く、方向を変える必要を感じている。

エンカウンターグループを通じて、バラバラで一緒が成立する「心理的条件」
を見つけてきたが、これを成立させる「社会的条件」に私の関心があることに
気づいたのである。
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U 新しい社会像の提案へ 「成長から分配へ」
そう思って日本の文献を調べてみた。私だけではない。多くの人が日本の社会
の将来像を提案していることに気づいた。私の関心を惹き付けた二人だけをあ
げて起きたい。

@ 「資本主義の終焉」で有名な水野和夫の提案。
日銀黒田総裁による4年間にわたる「異次元金融緩和政策の失敗を2%物価上昇
が達成されていないことをあげている。水野は「物価上昇率ゼロは家計、企業
も不確実な価格予想にまどわされず、経済活動に専念できる理想の状態である」
と主張して、日銀の政策変更を強く求めている。
日本における広範な不平等はもはや金融政策のカテゴリーでは解決出来ない。
税金の分配の問題としている。
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➁ ALL FOR ALLの提案で有名な井出英策は「成長から分配論への切り替えを」
と2017/09/2の朝日新聞で主張している。
井出は今の日本は「自己責任社会」と考える。自己責任で稼ぎ、貯蓄し、あら
ゆる不安に自分自身の力で備えるよう政府から押しつけられている。結果とし
て井出は日本から「私たち」というコンセプトが消えてしまう危機を感じてい
る。「社会の仲間が税金を払い不安や痛みを分かち合う」ことが大切である。

井出の対応策は消費税を先ず15%に上げて、年収400万円の夫婦、子ども2人
でも貯蓄なしで安心して子どもを大学に行かせられるようにと財政社会学から
提案している。
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B フィンランド旅行からの話
フィンランド旅行の時、外国旅行になれている友人の一人はヘルシンキの物価
は高い。リトアニアは安いと教えてくれた。フィンランドは一般消費税は24%
食料品13%の高税率である。しかし、それでいてあのゆとり感は何だろう。
我々がガツガツして将来不安におびえながら競争し生活している現実がある。
私には井出の提案は納得いくものであり、新しい社会像を創っていく具体策の
一つであると感じた。

日本人でフインランドのA大学博士課程在学中のBさんの家族(フィンランド人
の妻、3歳男児の3人暮らし)と3時間ほど昼食時に話し合った。率直に様々な
個人的話をしていただき感謝している。この文脈でのポイントは 1,大学院
博士課程の授業料は無料。2,保育料、給食代無料。3,医療費も安い。
4,家賃7万円の内3万円は国の負担とのことであった。彼が優秀な院生だから
こその待遇かも知れない。(ウィキペディアで大学までの授業料は無料である
ことは確認出来た。)

V まとめ
われわれが生み出してきたエンカウンターグループによる「バラバラで一緒」
で生きられるための新しい社会像は経済成長が多く望めない現状では税の配分
の仕方を変え、みんなでシェアしていく努力が必要であることが理解できた。
これがフィンランド旅行から得たヒントである。私はこの方向で何が出来るの
だろうか。フィンランドから学ぶことがとても面白くなってきている自分がい
る。
{ムーミン」の思想も面白い!! ODやADの背景にあるフィンランドの思想の
一つらしい。
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