2011/4/2  21:10

ナルル小説・ポカポカ陽気の昼下がりに  駄文

今回は、初めて小説をアップしたいと思います。

さすらんさんが、アヴェリスの両親、

ヌリアさんと初代PCビフォードを移住させてくださったというので、

その話を聞いたら、つい頭に浮かんでしまった文章をまとめてみました。

拙い文章かもですが、もしよろしければ先にお進みください><

意味不明だったら済みませんです><

ぽかぽか陽気の昼下がり。
ランスル渡船場で、明日の朝飯を釣っていた。
日々、自分らしい生活を送り、家では愛しい妻と可愛い子供たちが待っている。
大きな魚を釣って帰って、家族が喜ぶ様を想像したら思わず笑みが浮んだ。

こんな幸せな生活が、自分に訪れるとは思ってもいなかった。
自分にかかる重圧から逃げたあの日から、どれだけの時が経っただろうか・・・。
俺は生まれてから、国では一度も名前を呼んでもらったこともなかった。
物心ついた時には「殿下」と呼ばれていた。
ちゃんと“アヴェリス”という立派な名前を付けてもらったというのに。
王族として、そう呼ばれるのは当たり前だと思っていたが、
学校に通うようになって周りを羨ましいと感じるようになった。
父と母を「父」「母」と呼べないことに対しても違和感を感じていた。
今、思い起こせばいろいろなことを周りと比べて、羨ましがっている少年期だった。
「殿下、殿下ってば」
そう、こんな感じで毎日殿下殿下と…
「・・・って?!」
頭の上聞こえた声に驚いて振り返ると、褐色の肌の女性が俺を覗き込むように立っていた。その後ろには、金髪の色白男性がにこやかな顔で立っている。
見たことのある顔・・・
「へ・・・陛下!両陛下?!」
俺は目を見開き、思わず後ずさった。そんなはずはない!
「こ、ここにいるわけないじゃないか?!」
「って言われても、目の前にいるわよ、ねぇ」
呆れたような顔で言ってのけるその人は、母である女王陛下その人だった。
後ろでうんうんと縦に首を振る男性は、どう見ても父だ。
しかし、ここは自分の故郷ではない。
自分は王太子でありながら国を捨ててきたのだ。
両親がここにいるわけがない。
「いやでもしかし!陛下方がここにいるわけないし、それに・・・」
二人を上から下まで眺めてから、相手を指さして半分ヤケになって叫んだ。
「どう見たって、俺より若いじゃないか!」
そう。相手はどう見ても自分より年下だ。
母は、ひざ丈のひらひらしたスカートを履いている。
顔などは幼いころに見た母、そのものだった。
父などは、どう見ても成人したての姿だ。
「あら・・・殿下は知らなかったかしら。実はここだけの話だけど・・・王家には『王家の秘法』っていうのがあるのよ」
「ひ、秘法?!」
「そうそう。『進化の秘法』っていう物のおかげでね、若返ったんだよ。それで、陛下が君に会いたいって言うから・・・二人で亡命してきたってわけなんだ♪」
うんうん。と頷く父の言葉に体の力が抜けた。
っていうか、進化じゃなくて若返るなら退化っていうのでは??いあ、っていうか、進化の秘法なのか?王家の秘法なのか?亡命ってなんだ!故郷の王国はどうなるんだ??
とにもかくにも、父と母には間違いないようだ。
こんがらがった俺の頭などお構いなしで、二人は二人の世界をかもしだし続けている。
「それでね、陛下が『私も人生満喫したいわ』って言うから、ここで殿下と一緒に暮らす事にしたんだ」
「・・・は?」
父はにこやかに問題発言をする父に、俺は目を見開いた。
「ほら、こっちにはあなたの家族がいるんでしょ?あなたを連れて帰るのは忍びないし・・・孫の顔も見てみたいし・・・だったら、私たちがこっちにいればいいのよね。私って頭、冴えてるわ♪」
「うんうん。さすが陛下。思いやりがあるね♪」
「いあ、いやちょっと待って陛下!く、国はどうなるんだよ、陛下は女王だろう?!」
背中に汗が伝っていくのがわかる。
なんだか、とんでもないことになってきた気がする。
そんな俺のことなどつゆ知らず、二人は相変わらず微笑みを絶やさなかった。
「そんなこと気にしてるの、殿下は」
母は美しい顔に、悪戯めいた表情を浮かべながら言った。
「そ…そんなことって」
「いまさら気にしてどうするの。殿下が国を捨てれたのに、私が駄目ってことはないでしょう?私だって、第二の人生楽しみたいわ。ねぇ?」
「そうそう。僕も陛下と一緒に第二の人生楽しもうと思ってね。勿論、陛下を自由にさせたいと思っているんだ。この人も、しがらみにとらわれていたからね。だから殿下、これからは父と思わず、『ディセクトさん』って呼んでね。僕も君のこと『ランスさん』って呼ぶから」
「私も殿下の事、『ランスさん』って呼ぶから、私のことも気兼ねなく『ランスさん』って呼んでね♪」
「ちょ・・・ちょっと待て!!!うわっ!!」
立ち上がろうとして、バランスを崩し、はっとなった。
気付くと目の前にいたはずの両陛下の姿が消えていた。
その代わりに釣り竿がすごい勢いで引かれている。慌てて持ち上げると、大きなボウマスが餌に食いついていた。
「そ、そうか・・・夢か・・・夢だよな。あははは・・・」
ボウマスに食い込んだ針をとりながら、大きく息を吐いた。
あまりに良い天気だったから、思わずうたた寝してしまったのだ。
両陛下がいるわけない。自分がこの年だ。
両陛下ももう天に召されていてもおかしくない頃だ。
俺にも望郷の思いがあったのかもしれないな。
そう考えると、つい笑みがこぼれた。
それにしても、久々に懐かしい顔に会えたものだ。
とりあえず、夢見が悪かったとはいえ、目的は達した。
明日の朝飯は豪勢になりそうだ。
釣れた魚を持ち、家路に着こうとしたその時、後ろの渡船場に船が着き人の降りてくる気配がした。
「あのっ、この辺の方ですか?」
船から降りたと思われる女性の声に、俺は思わずびくっとした。
こ、の、こ、え、は・・・
恐る恐る振り返ると、そこには・・・・・・
「・・・お、王家の秘法・・・?!」
俺は答えるのを忘れて、その場に立ちすくんでいた。


BGMかまいたちの夜
http://www.youtube.com/watch?v=ci41J97WRH8&feature=related

小説終了時(最後4行くらいから)BGM・かまいたちの夜、意外な結末
http://www.youtube.com/watchv=96_42F67E_E&feature=BF&list=PL56A6AEC4827B7B6A&index=22



なぜこの曲にした!って感じですが、最後がなんとなく構想練っていたらついこの曲と、こんな終わり方を思いついてしまったのでした…wなぜホラーチックにした。って感じですが、若くなった親が出てきたら、それはそれでホラーかな。。とかw

3



2011/4/7  20:41

投稿者:ぽぉ

よだれたらしながら読ませてもらいました
(お人形さん遊びをのぞき見る感じにw)
特に前半の甘ったるい感じたまらないですねw

高校野球の球児たちって、彼らが年下になってもすごく大人に見えるのですよね。その理由はもしかしたら、坊主頭とか真っ黒に日焼けしたたくましい姿が、昔の日本人をイメージさせるからなのかも知れないと思うのですよ。昔の日本人、つまり若くても過去に生きた人たちで、今の私たちより先祖という風なイメージが重なるのです。

2011/4/3  10:29

投稿者:くろな

>はとさん
によによありがとうございます><w
どうしても小説書いてると、オチを付けたくなります…
ホラーチックにするつもりなかったのに、何故かぽんと浮かんだのがかまいたちの夜でしたw
終わり方も、意識してかまいたちの夜チックにしてみました。
みなさんかまいたちの夜を御存じのようで、通じてよかったとホッとしましたよw
もし親に似た人が目の前に現れたら?ふと思い浮かんだことを文章にしてみました♪

>さすらんさん
移住させていただいた。という話しを聞いてぽんと浮かんだのをだだだ!と打たせてもらいましたw
アヴェリスが生きててくれたおかげで出来た文章ですw
3人も移住させていただいた感謝をこめて贈ります><

進化の秘法、分かってもらえてよかったです!w
そうなんですよ、DQ4をイメージしてみました。
王家の秘法ではなくて、ほんとはシステムなんですが…まあ、おいしいかな…と思って言わせちゃいましたw

私もかまいたち、初プレイの時、血のついた扉が開けられず一番最後までいってしまい、恐ろしい思いをしました。そのときは家に誰もいなくて、締め切ったくらい部屋でやっていたので、更に怖かったです…
それでもピンクしおり見たさでがんばりましたがww

うちでは、ヌリアさんがシーラにいき、ビフォードは最初いたローグにいってしまいました。
そのおかげで出会う事もなく、ヌリアさんは違う彼と付き合い始めちゃいました。ビフォードはいまだに独身ですw
こんな親子ですが、よろしくお願いしますw

2011/4/2  22:49

投稿者:さすらん


うちの国を舞台にした、素敵な小説を書いて下さりありがとうございます!

進化の秘法…ドラクエ4!?懐かしいなぁ…

最初の話が夢オチだったのに、それが現実になってしまうオチに笑いましたw
そして、かまいたち!懐かし過ぎる!
怖がりな私は、当時、クリアできませんでしたw

それはさておき、
そういえばヌリアさんもアヴェリス君もロークなんですよね。
エルグで話す機会も多くなってきそうです。
自分より若い両陛下と接するアヴェリス君は何を思うのでしょうw
私も色んなドラマを想像してしまいますw

http://nalulusasuran.blog136.fc2.com/

2011/4/2  21:34

投稿者:はと

わーい、小説だー!!
ほんわかによによ…していたら
まさかの「かまいたちの夜」!!!(大爆笑中)

NPCを移住出来るからこそ産まれたナルルの新しいパラレルの楽しみ。
いいですね〜。
さすらんさんの国ではこれが日常なのか…w
一つのキャラの色んな可能性が見られて楽しい!

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