休み明け、人々は再び動き始める。
人は喩えれば雨のひとしずく。
清流に降る雨もあれば、ドブに降る雨もある。
急流に巻き込まれ、泥を浴びながら、やがて母なる大海へ還る。
休憩室でホッと一息ついて新聞を広げると、「仏心と魔心は両手両足な
り、上手にコントロールして一年泰平無事」という素晴らしい言葉と出
会う。新聞には人々のあらゆる表現が載っている。
政治、農業、スポーツ、ビジネス、そして殺人。
大分では耕作放棄地を何とかしようというプロジェクトが始まったよう
で、倒産相次ぐ建設会社に行政が農業を教えているらしい。
農地や農道の整備は自前の建設機器を使えばお手のものである。
現在では多数の企業が参加してうまくいっているようだった。
山賊島へ赴くと、本日はバカのツートップとの仕事であった。
漢字で書いたほうが私の気持ちが伝わるかもしれない。
馬鹿乃痛突風。
クルーゾーは風邪をひいて具合が悪そうだったが、誰も心配していない
どころか、肺炎を併発してもらいたいといった雰囲気であった。
これもまた人徳か。
夜、カンブリア宮殿にカルロス・ゴーンが出演すると聞いて観ることに
した。注目すべき発言がふたつあった。ひとつめは、来年から日産が電
気自動車の量産体制に入るということだ。価格は現在のガソリン自動車
と同じくらいの設定で、リチウム電池はリースに、充電を含めた費用は
いまのガソリン代程度にしたいと述べていた。外観も注目を集められる
ようなものにしたいということで、時間をかけてデザインしているらし
い。もうひとつは、ゴーン氏が今年からヨーロッパ全体の自動車協会の
会長になるそうで、各国の政府に電気自動車の開発費支援を迫るつもり
らしい。おそらくオバマもビッグ3に対して開発費援助をするだろうか
ら、何でも猿真似の腐敗島も追随することになるだろう。
私が以前ここで提言した脱石油社会がついに具体的になってきたのだ。
しかしリチウム電池は使用不能になった時の処分をどうするのかがまだ
判らない。いずれは水で動くクルマを量産してもらいたいものだ。
とにもかくにも脱石油社会が動き始めたことは確かである。世界は大き
く変わってゆくのではないかと期待している。

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