えー「日本天然記念車」なんてブログでございます。
特に「決まり」っちゅうもんはないのですが、まぁ日本で買える自動車がどれくらい「重要文化財的意味合い」を持っていて、どれくらい「絶滅危惧度」を持っているかをゆるーく適当に書き散らかすブログです。はい。
さて、第一回は三菱が誇る(誇った)高級セダン「プラウディア」&「ディグテニ(舌噛んだ)…ディグニティ」です。
ええ、分かっています。いきなり「だーれも興味のない車」でスイマセン。いやホント。
念のために書いておきますが、歌舞伎町にあるキャバクラ「プラウディア」とは何の関係もございません。たぶん。
さて、まずはプラウディアとディグニティっちゅう車がどんな車だったかを簡単に説明します。
プラウディアは2000年2月、三菱の旗艦デボネアの後継車として発売が開始されました。
ディグニティはそのリムジン版です。
↑プラウディア
排気量は3・5gV6と4・5gV8の二本立て。全長×全幅×全高 5050×1870×1475mmというご立派な体格にして駆動方式はFFのみ。
ディグニティなんかは全長5335mmもあったというからクラウンやシーマどころの騒ぎではありません。センチュリーやプレジデントよりもでかいじゃありませんか!
おまけにディグニティなんか999万円(!)という超強気のお値段でした。
今ならGT-Rとカローラフィールダーを買ってもおつりがきます。
もう数十万足せば「AMG C63」だって買える値段です。
こりゃホンマに立派なもんです。
と思ったら、秋篠宮家でご使用されているとか。なるほどねぇ。
そういえば妹の旦那の愛車はロータス・エリーゼだったかしら?みなさま意外にマイナー車がお好きなようですね。
っちゅう事で、プラウディア&ディグニティ(以下、面倒なのでプラデグ)はこの大きく広々としたボディと力強いエンジンでセルシオやシーマを蹴散らし、日本のLセグメント市場を席巻する…と思われた(誰が?)のですが、フタを開けてみたら、まぁ売れない売れないwww
当時はマツダが高級車市場を断念してセンティアの生産中止し、キャデラックも「やっぱFFで高級車作んのは無理があんのぉ…」と再びFRにシフトし始めた時期。
当時の三菱は時代を読めないおエライさんが自動車作りの実権を握っていたと言われていますので、単に自分たち、つまり世間の人々が乗りたいと思う車ではなく「トヨタやベンツに乗る訳にはいかないエライおっさん専用車」を作っちゃったという訳なんでしょうなぁ…。
オマケにこの時は、例のホラ、あれよ、「リコール隠し」!
これとぶつかっちゃったもんだから、あっという間に生産中止。
その間わずか1年ちょっと…。
一般量産車としては「日本製造期間最短王」という素晴らしい記録を打ち立てたのでした。
生産台数は
プラウディア 1228台
ディグニティ 59台
ディグニティにいたっては、07年12月に二代目ホンダ・フィットが1時間で売れた台数(適当に計算)と同じくらいしか売れていません。
「効率化」「ムダの排除」が叫ばれるこの時代になんと素晴らしい!
という事でプラデグの天然記念度&日本遺産度は
(★3つで認定)
天然記念度
プラウディア★★★
ディグニティ★★★★★
日本遺産度
プラウディア★★★
ディグニティ★★★★
おめでとーございます!
プラウディア&ディグニティは揃って「天然記念車」&「日本遺産車」のダブル認定となりました!
認定理由は「かつて多くの自動車メーカーが高級車から小型車までのフルラインナップに挑んでいた事の生き証人(?)であるうえに、自社役員及び政財界のみにしかアピールできなかった稀有な存在である」という事です。
まさに生きる化石。この二台ほど「シーラカンス」という表現がふさわしい車はありません。
中古車の出物があったら速攻で「買い」です。激レアです。超貴重品です。
ケンメリのGT−Rやトヨタ2000GTなんて目じゃありません!
ま、誰も理解してくれないでしょうけどね…。
なお、プラウディアを三菱自動車と共同開発した現代自動車製の「エクウス」はライバルがほとんど不在という恵まれた環境の中でそこそこのヒット作となっています。
基本的に同じ車ですし、日本では「トキ」レベルに珍しいディグニティもエクウスのストレッチリムジンとして普通に販売しています。
↑エクウス
「後席でいいからプラウディアに乗ってみたい」という方は、ソウルで「模範タクシー」(高級タクシー)を捕まえればエクウスに当る可能性はけっこう高いですよ。
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