
ハリソン・フォード主演、「
正義のゆくえ」を観てきました。
関係ないですが、今年下半期はコレ!って映画が少ないですね…
予告編にあった「パブリックエネミー」、主演のジョニー・デップの相手を務めてたのが、マリオン・コティヤールでした。去年のピアフの映画が有名で、最近はDiorのモデルにもなってましたが、彼女はフランスの名作?「TAXi」シリーズのリリー役。嬉しいですねぇ。(笑)
さて、本題。
アメリカ移民局の捜査官を演じるハリソン・フォード。不法移民を取り締まる仕事ながら、彼らに同情的で人情的なキャラクター。
映画は、メキシコ、パキスタン、オーストラリア、ジューディッシュ、韓国と、さまざまな移民たちのドラマが織り込まれ、少なからずどこかで接点を持って展開していくオムニバス。原題は「CROSSING OVER」でした。
移民の国・アメリカ。自由とチャンスの国、アメリカ。今でも多くの移民がアメリカをめざし、アメリカも常に新しい力を必要として成長していく。その営みはアメリカ建国以来続いてきました。
その反面、不法入国者が後を絶たず、特に9.11以降、その問題はナショナリズム的要素も強くしてアメリカを揺るがす大きな問題となっているようです。
その、生活というか人生のかかった生き様の背後にある、就労ビザやグリーンカード、市民権や永住権をめぐる事情に殺人事件が絡んで映画が展開します。
犯罪と、それぞれの立場や状況、想いを抱えた移民たち。何が正義なのか、というPR路線ですが…
就労ビザやグリーンカードの取得という、日本人には馴染みの薄い問題に加え、出生地による市民権など、難しい問題がたくさん。映画でも不法滞在の家族がフツウに生活していたり、不法滞在の親がアメリカで産んだ子供はアメリカの市民権があったりと、とにかく複雑。
移民やナショナリティに関わる問題は特に政治的・感情的で、そんなに深くは語れませんが…
物事はどんどんと深みにはまっていってしまってる気がします。
分かっていても、止められない。それを作り出したのも人間なはずなのに、一度進み始めた歯車は、人間には止められず、ただ進行していくのを観ているしかない…とても大きなチカラと、人のやるせなさを感じます。