都市農村交流の田舎ツーリズム事業で、都市部の学生を積極的に受け入れている島根県邑南町で、約三週間、田舎暮らしをした島根大学大学院生物資源科学研究科二年の長崎千津香さん(23)が二十四日夕、同町役場で体験報告会を開き、まちづくりを提言する「学生でつくる邑南町活性プロジェクト」の立ち上げを発表した。
町は今夏、東京、神戸など都市部の学生四人の「地域づくりインターン」を受け入れ、終了後も、交流を続けている。高知県出身の長崎さんは今月六日から農家民泊しながら、農業体験や日常生活の手伝いなどをした。
田舎暮らしの魅力を肌で感じる一方、定住などへの課題とも向き合った長崎さんは、報告会で「わたしたちにできることは何かを考えた」と、同プロジェクトの立ち上げを思い立った経緯や、情報発信のブログを開設したことを発表。
プロジェクトには、同町を研修などで訪れたことのある学生十数人が登録予定。今後、学生同士の情報交換などを通じて、まちづくりの企画、提案など具体的な行動につなげるという。
体験報告会は、受け入れ先の農家、町職員ら約二十人が参加。長崎さんの率直な提言に耳を傾けた。最後に、山本忠徳副町長が、長崎さんに「町PR大使」の委嘱状を交付した。

0