点が線になり、線が空間になり、さらに時間をも支配する。いわゆる四次元のお話。異次元というのは、この四つの次元がそもそも異なったところにあることをいうらしい。ではその二つの次元を繋ぐのは一体何なのか。三次元の世界が四つめの次元で繋がっているのなら、ただのタイムスリップだ。しかしどうもそういった話でもないらしい。しかし四つともが異なった次元にあるというのは、いささか難しい。この四つを含んださらに別の次元の存在を認めなければならないからだ。果たして一体全部で何次元あるのか?
パラドックスという話がある。宇宙誕生の時から増大を続ける質量は、計算上は我々人類が存在を認められる質量の倍になり、我々の認知し得ないもう一つの世界の存在を仮定すれば、この消えた半分の質量を肯定できる、というものだ。しかしそれでも、そもそもこの表裏の世界どうしに何らかの繋がりがなければ、質量の移動や消滅はあり得ない。我々の四時元とパラドックスの四時元を繋ぐもう一つの次元が必要だ。
質量にも次元が存在し、そこに置いて来たのか?いやはや不可解であり、興味深い。
別に全てを明らかにする必要があるのか?人によってそれぞれだとは思うが、俺は遠慮しておきたい。全てが明らかになったとき、人は考えることをやめてしまう。生きる意味を失う。異次元の話をこちらに手繰り寄せるその思考が、人の思考そのものが、俺は一つの、精神世界という次元であり、全てを繋いでくれていると思うからだ。

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