2007/8/3
少年王者舘『シフォン』 演劇道
少年王者舘第31回公演『シフォン』

【名古屋公演】
2007年8月3日(金)〜8日(水)
七ツ寺共同スタジオ
前売・予約:3,000円 当日:3,500円
作:虎馬鯨 脚色・演出:天野天街
音楽:珠水、FUMICO 振付:夕沈+シフォン☆ダンス部
出演:井村昂(キクチ)、日与津十子(シセン)、雪港(カンショク)、ひのみもく(ヨチョウ)、水元汽色(フラチ)、虎馬鯨(タチバナ)、夕沈(サンカイ)、白鴎文子※(シンジツ)、中村榮美子(カイシン)、カシワナオミ(セッケイ)、☆之(スウハイ)、石丸だいこ(フリョク)、宮村亜理(センタン)、水柊(チョコウ)、アマノテンガイ(カノウ)、山本亜手子(ジョウホウ)、黒宮万理(ミチ)、杉浦胎兒[名古屋・大阪](ゾウショク)、池田遼(イケダ)
※鴎は正しくは區に鳥
シセンら少女たちを連れ込み、風車の話をするキクチ。同じことを繰り返すタチバナ、サンカイ、センタン、チョコウ。星を数えていると、カイシンが声をかけてくる。
1年ぶりの少年王者舘本公演は、久々に天野天街さん以外の劇団員が脚本を手がけ、久々に中村榮美子さんが復活、久々にアマノテンガイさんが役者として王者舘の舞台に立つなど久々づくし。
それらの要素はあったものの、正直、観る前は天街さんが脚本じゃないということもあっていつもよりテンションは低めだった。
ところが。
虎馬鯨さん、ごめんなさい。
本年度のベスト1はこれで決まり。
観終わった後、涙が溢れて仕方がなかった。
もっとも、王者舘の場合、分かりやすいストーリーがあるわけではないので、この芝居を観た誰しもが涙するとは限らないし、よく分からなかったという人もいるかも知れないが。
特に印象に残ったのが、キクチとその他大勢による「いいことなんて何もなかったな」「それでもいい」のくだり。
つまり、これはまだ生まれてない人たちの物語。
世界には戦争、犯罪、憎悪があふれ、希望だけがあるわけではない。
それでもなお、生まれたいという強い願い。
私たちも恐らく、母親の胎内にいるとき、あるいはそれ以前のレベルで「生まれたい」と願ってこの世に生を享けてきたはずなのだ
一方で、その願い虚しくこの世に生まれてこなかった命も無数にある。
そのことを忘れ、我々は何かに不満を持ち、死んだ方がマシだと絶望し、中にはそれを実行に移すものもいる。
今、ここにいるということ。それがどれだけ途方もないことか。
そのことを今一度見つめ直さなければいけない。
う〜いつもなら最低2回は観るのに今回はそれができないのが残念。
井村昂さん、渋い。ちょっと頭髪薄くなった?(笑)
今回のお気に入りは恐らく新人の水柊さん。顔中に汗を浮かべて緊張している様子がありながらも、声はすっとよく通る。
名古屋・大阪公演のみの出演となる杉浦胎兒さんも反則的なまでの面白さだった。
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【名古屋公演】
2007年8月3日(金)〜8日(水)
七ツ寺共同スタジオ
前売・予約:3,000円 当日:3,500円
作:虎馬鯨 脚色・演出:天野天街
音楽:珠水、FUMICO 振付:夕沈+シフォン☆ダンス部
出演:井村昂(キクチ)、日与津十子(シセン)、雪港(カンショク)、ひのみもく(ヨチョウ)、水元汽色(フラチ)、虎馬鯨(タチバナ)、夕沈(サンカイ)、白鴎文子※(シンジツ)、中村榮美子(カイシン)、カシワナオミ(セッケイ)、☆之(スウハイ)、石丸だいこ(フリョク)、宮村亜理(センタン)、水柊(チョコウ)、アマノテンガイ(カノウ)、山本亜手子(ジョウホウ)、黒宮万理(ミチ)、杉浦胎兒[名古屋・大阪](ゾウショク)、池田遼(イケダ)
※鴎は正しくは區に鳥
シセンら少女たちを連れ込み、風車の話をするキクチ。同じことを繰り返すタチバナ、サンカイ、センタン、チョコウ。星を数えていると、カイシンが声をかけてくる。
1年ぶりの少年王者舘本公演は、久々に天野天街さん以外の劇団員が脚本を手がけ、久々に中村榮美子さんが復活、久々にアマノテンガイさんが役者として王者舘の舞台に立つなど久々づくし。
それらの要素はあったものの、正直、観る前は天街さんが脚本じゃないということもあっていつもよりテンションは低めだった。
ところが。
虎馬鯨さん、ごめんなさい。
本年度のベスト1はこれで決まり。
観終わった後、涙が溢れて仕方がなかった。
もっとも、王者舘の場合、分かりやすいストーリーがあるわけではないので、この芝居を観た誰しもが涙するとは限らないし、よく分からなかったという人もいるかも知れないが。
特に印象に残ったのが、キクチとその他大勢による「いいことなんて何もなかったな」「それでもいい」のくだり。
つまり、これはまだ生まれてない人たちの物語。
世界には戦争、犯罪、憎悪があふれ、希望だけがあるわけではない。
それでもなお、生まれたいという強い願い。
私たちも恐らく、母親の胎内にいるとき、あるいはそれ以前のレベルで「生まれたい」と願ってこの世に生を享けてきたはずなのだ
一方で、その願い虚しくこの世に生まれてこなかった命も無数にある。
そのことを忘れ、我々は何かに不満を持ち、死んだ方がマシだと絶望し、中にはそれを実行に移すものもいる。
今、ここにいるということ。それがどれだけ途方もないことか。
そのことを今一度見つめ直さなければいけない。
う〜いつもなら最低2回は観るのに今回はそれができないのが残念。
井村昂さん、渋い。ちょっと頭髪薄くなった?(笑)
今回のお気に入りは恐らく新人の水柊さん。顔中に汗を浮かべて緊張している様子がありながらも、声はすっとよく通る。
名古屋・大阪公演のみの出演となる杉浦胎兒さんも反則的なまでの面白さだった。
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