『Dear Friends』
2007年日本映画 115分
脚本・監督:両沢和幸 脚本:三浦有為子 原作:Yoshi
出演:北川景子(高橋リナ)、本仮屋ユイカ(遠藤真紀)、黄川田将也(DJ洋介)、宮崎美子(母・加奈子)、大杉漣(父・幸三)、小市慢太郎(主治医)、大谷直子(婦長)、佐々木麻緒(今井香苗)、通山愛里(ヒロコ)、松嶋初音(エミ)、野波麻帆(看護師)、仁科克基(バーテン・ケイゴ)、根岸季衣(バスの乗客)
17歳のリナは、完璧なルックスとスタイルを持ち、誰からも憧れる存在。だが、友達なんて利用するものという考えの持ち主で、ヒロコの彼氏と寝ても平気な顔。クラブでは人気DJ洋介に言い寄られても鼻にもかけなかった。夜な夜なクラブ通いをするリナに父は放任し、母は心配が尽きない。そんなある日、いつものようにクラブで踊っていたリナが突然、倒れる。病院に運ばれても、医師や看護師に悪態をつくリナ。そこへ同じ病院に通うマキという一人の見舞客が現れる。小学校から同じ学校だというマキのことをまったく覚えていないリナは、冷たくあしらって帰してしまう。その夜、リナがトイレに行こうとすると、同じ病室で隣のベッドのカナエという少女がついてくる。入院ばかりで友達がいないというカナエに「友達になって」と言われて、リナは生返事をする。翌日、リナは全身を検査される。隣のベッドにカナエがいないことが気にかかっていたリナは、ふと立ち寄った無菌室にカナエの姿を見つけて驚く。検査入院を終えたリナは退院していつもの生活に戻るが、数日後、帰宅したリナを両親が深刻な表情で迎えて再入院の必要があると伝える。病院に行こうとしないリナに父は遂に「お前はがんなんだ」と告げる。再入院した後、リナは薬の副作用で髪の毛が抜け落ち、やせこけてしまうが、病院を抜け出してクラブへと向かう。ふとした拍子にかつらが取れてやせ衰えた頭髪をさらけ出してしまったリナは、雨の中を駆け出して倒れこみ、偶然通りかかったマキに助けられる。マキは再び病室を訪れ、小学生の頃、リナからもらったというオルゴールを差し出して励ます。ある日、リナは看護師たちが転院したカナエが結局、助からなかったこと、更には自分の病気が胸にまで転移していると話しているのを耳にしてしまう。ショックを受けたリナは屋上へと駆け上がり、フェンスを乗り越えて身を投げようとする。そこへ駆けつけたマキは、自分も同じ痛みを味わうと言ってカッターナイフで自らの胸を切りつける。思いとどまったリナは摘出手術を受けるが、マキの病状も悪化の一途をたどっていた。変わり果てた自分の体に愕然としながらもクラブへ出かけたリナは、洋介から真剣に付き合って欲しいと告白される。「リナの足がなくなったら代わりに俺が足になる」という洋介の言葉を信じてホテルに向かったリナは、意を決して裸を見せるが、洋介は「わりぃ」と言って帰ってしまう。再び病院の屋上へと向かうリナ。母から連絡を受けて探しに来た婦長がリナを説得していると、車椅子に乗ったマキがやってくる。彼女は全身の筋肉が萎縮する病気に苛まれていた。
よくヨッスィー(笑)の作品を読んで感動しただの泣けただのという女性がいるが、実に可哀想。きっとそういう人はもっと本当の感動を与えてくれる作品がごまんとあることを知らないんだろうなぁ。まぁ普段ロクに本も読まないような女子コーコーセーにはちょうどいいレベルなんだろうけど。
なぜこんな作品を観たかというと、もちろん本仮屋ユイカさん目当てなわけで(笑)。
彼女と佐々木麻緒ちゃんが出演していたおかげで、まずは観られる作品にはなっていた。
ただ、マキがリナに対して抱く友情の根拠があまりに薄すぎる。小学生の頃、リナの誕生日パーティに行って、そこでオルゴールをもらって「友達だから」と言われたことが支えになっていたというのだけど、リナが本当に友達と思っていなかったことは明白だし、高校生になっても気づかないとはよっぽどめでたい女ということになってしまう。
そんなめでたい女を本仮屋ユイカさんが演じると説得力が生まれるから不思議。
いくら何でも、屋上で自らの胸をカッターナイフで傷つけるというのはやりすぎ。
と言うか、婦長(いつの時代だよ。今なら師長でしょうが)もリナ母もすぐ近くにいるのになぜ彼女を止めようとしないんだろう。うーん、不自然。
彼女自身の病気のことについても伏線がなさすぎ。リナに駆け寄るときにつまづくシーンがあったが、他に彼女の手足の筋肉が萎縮しつつあるという前振りがない。リンゴの皮も綺麗に剥いてたし(笑)。そもそも、そんなに一挙に病状が進行するものなのか?
北川景子さんも悪くはないが、特徴のない顔立ちだよねぇ(笑)。
看護師の一人が「因果応報」という言葉を使うが、まさにその通りでリナのような勘違いバカ女には天罰の一つでも下してやればよかったのに。
彼女のようなキャラクターの女が病気をきっかけに変わっていくというのもありきたりではあるが、退院するたびにクラブに行くのはどうかと思うぞ(笑)。
大谷直子さんが『あなたを忘れない』に続いてのご出演。
大杉漣さんも『棚の隅』からひとつ挟んでご出演。
色々出てますなぁ。
★1/2

0