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2010/9/7

PARCO PRODUCE『スリー・ベルズ〜聖夜に起こった3つの不思議な事件〜』  演劇道

PARCO PRODUCE
『スリー・ベルズ〜聖夜に起こった3つの不思議な事件〜』

THREE BELLS in a ROW

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【名古屋公演】
2010年9月7日(火)
名鉄ホール
全席指定:8,000円

作・演出:後藤ひろひと
音楽:石田雄一  美術:池田ともゆき  照明:吉川ひろ子
音響:原田耕児  衣裳:藤井享子  ヘアメイク:西川直子
演出助手:高野玲  舞台監督:林和宏
出演:音尾琢真[TEAM NACS](詐欺師)、団時朗(ボス)、佐戸井けん太(手下)、安保泰我[Wキャスト・富永凌平](少年)、ちすん(アメ女)、明星真由美(同僚)、岡田浩暉(青年)、ウーイェイよしたか[スマイル](男)、石丸謙二郎(店員)、後藤ひろひと(作家/オーナー/不気味な男/医者)、真寿美(ハーポス)、水野直浩(同)
 

潰れかけの小さなスーパーマーケット「カネミツ」。やる気のない店員が一人しかいないこの店の屋上には3つの鐘が並んでいるが、その鐘が鳴る音は誰も聞いたことがなかった。【God-Father Christmas】閉店間際、裏の世界の大ボスとその手下、そしてボスを騙しそこなった詐欺師がやってくる。ボスは命と引き換えに詐欺師にある提案をする。それはクリスマスまでに、10歳になる息子にサンタクロースを信じさせることというものだった。【Tear-Drop Vender】街角で出会った不気味な男から中身のないキャンディ・マシンを5千円で買ったOL。女は男に言われた通りに、マシンに向かって腹の立つこと、哀しいことを話してみる。同僚が帰った後、自分の失敗をなすりつけた係長の卑劣な行為について罵り終わった彼女は、掌にアメを握っていることに気づく。女がマシンの上部にアメを入れると、怒りも悔しさもすっかり忘れていた。だが、彼女は15年前、カネミツの鐘を鳴らそうとして亡くなった男の子の存在すらも忘れようとしていた。【Welcome To The Future】世界に絶望し、世の中と人間に対する怒りと憎しみを歌うストリート・ミュージシャンの青年。その歌を聴いて腹を立てた通行人に殴られ、入退院を繰り返していた彼は、いつもの病室に運び込まれる。青年の隣のベッドには交通事故が原因で15年間眠り続けている男がいた。ある朝、突然、その男が目を覚ます。青年は医者を呼ぼうとするが、男は押しとどめる。青年は未来に来たと喜ぶ男を連れて町に出る。

『Shuffle』、『みんな昔はリーだった』『恐竜と隣人のポルカ』に続く「後藤ひろひと×PARCO」第4弾。

客入れ時から客席をうろうろしていたハーポス(妖精)の2人が、開演時間になると舞台に上がって何やら諸注意。ところが言葉を発せないらしく、客席から1人の女性を連れてきてアナウンスが書かれた紙を読んでもらうという出だし。この女性が結構うまくて感心していたら(もちろん初見なので読み間違えていたところもあったが)、やっぱりそういう仕事をしているんだそうな。
アナウンスが終わって大王が登場し、狂言回しとなって(時には場転もやらされて)3つのストーリーが同時並行して進んでいく。
"THREE BELLS in a ROW"というのはスロットマシンでベルが3つ並んだ状態、すなわち大当たりということ。果たして3つの鐘が鳴ったとき、登場人物たちの運命はどう変わっていくのか…という構成。

大王が一体この3つをどう繋げてくるんだろうと思いながら観ていたが、その点ではやや拍子抜け。というのも、3つのエピソードがほとんど絡んで来ず、3つの鐘が鳴ることを待ち望んでいるという共通項があるぐらい。
一応、アメ女のために鐘を鳴らそうとした男と病院で15年間眠っている男が兄弟らしいということは分かるのだが、最後に両者が感動の再会を果たすわけではない(ネタバレすると男は既に死んでしまっている)。
それでも雪の降るラストシーンは美しく、やはり大王はロマンチストだなと改めて実感。

岡田浩暉さんは最後にギターをかき鳴らして、大王作詞の「未来で一番新しいうた」を歌い上げる。To Be Continuedなんて今の人は知らないだろうけど、今日の客層なら大丈夫かな? なんせ団時朗さんのウルトラマンネタも結構ウケてたし。
子役の安保泰我くんは本日の名古屋公演が最後ということで、最後は号泣しながら「ありがとうございました」。本作で舞台の素晴らしさを知って、役者を続けてくれたら嬉しいな。

それより何より、生ちすんさんを見られて眼福眼福。
パンフレットの鼎談の中で、付き合ってもほとんど一年持ったことがなく、クリスマスに彼氏がいたことがないと発言していたけど、ホンマかいな(笑)。




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テーマ: 演劇





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